
本企画は、「Premier Series 26-27」への公募を表明したプロ志望選手にスポットを当て、その「生の決意」を読者の皆様へ届ける毎週更新のインタビュー連載です。
「シャドバが好きだから」――その理由に加えて、ゆにぴこ選手は競技を続ける動機を実に率直に語ってくれました。数ヶ月ごとに変わる環境を「頭の体操」と捉え、知識ゼロから技術を習得していく過程そのものを楽しむ。できなかったことができるようになる喜び、自分では思いつかない一手に出会ったときの感動――その積み重ねが、彼女をこの競技へと向かわせています。
コスプレイヤーとして、また学習塾の講師として”伝える””魅せる”ことに向き合ってきた経験は、プレイヤーとしての歩みにも息づいています。連載「プロへの決意」は、努力を重ねる姿そのもので希望を届けたいと願う、ゆにぴこ選手の言葉をお届けします。
プロフィール
【名前】: ゆにぴこ
【生年月日】: 11月22日
【出身地】: 奈良県
【特技】: スーパーの袋詰め
【好きな食べ物】: チーズ
【尊敬するプレイヤー】:kaoruさん、たばた選手
インタビュー
—まずはじめに、Shadowverse: Worlds Beyondを競技として続けている理由を聞かせてください。「勝ちたいから」以外の言葉で表現するとしたら?
ゆにぴこ選手 :「シャドバが好きだから」以外に3つあります。
・「ボケ防止」
いきなり何言っとるねんと思われるかもなのですが…(笑)
同じことの繰り返しばかりだと行動や考えが凝り固まってしまい頭を使わなくなるので、数ヶ月に1回環境が変わるシャドウバースは頭の体操にぴったりだと思います。
・「学習する過程を楽しむ」
知識ゼロの状態から技術を習得するまでのプロセスを楽しんでいます。お世辞にも頭の回転が良いとはいえないので、カードの効果や使い方、デッキ特有の立ち回りや対面による打点の通し方など…正直、かなり難儀しています。(笑)
YouTubeの解説動画を見たり、友人に教えてもらったりして日々勉強しています。
(初心者さんが躓きやすい部分や、上手い人たちが当然のようにしているプレイの難しさも分かっているつもりです。自分なりにどのように工夫すれば上達しやすいかも考えていますし、これは学習塾講師の仕事にも活かせていると思います…!)
・「自分自身の能力を高めたい」
さっきの内容と多少重複しておりますが、いままでできなかったことができるようになる喜びや達成感を味わうのが好きです。
自分では思いつかない択に出会った時の感動はやみつきになります。
—デッキ構築についても聞かせてください。単なる「勝率」という数字だけでは語りきれない、ご自身の中でのこだわりや「美学」のようなものはありますか?
ゆにぴこ選手 : デッキ構築は強豪プレイヤーの方のものをXやYoutubeからコピーさせていただくことが多いです。こだわりや美学は特になく、tier上位かつ自分の頭のキャパシティで使えそうなタイプのデッキを使います。デッキビルダーのみなさんありがとうございます。
—コスプレイヤーとしてご活躍を続ける中で”魅せること”を大切にされてきたと思いますが、競技の場でも”魅せるプレイ”を意識することはありますか?
ゆにぴこ選手 : 配信卓等、他人の目を気にしてプレイすることが今まで無かったので、特に意識したことはないです。プレイではないのですが、デッキスリーブは必ずリーダーイメージカラーか、そのリーダーのキャラクターにしています。あと、コスプレをしたキャラには可能な限りオーブを使ってプレミアム仕様にしています♡
—競技プレイヤーとして「自分が変わった」と感じた瞬間があれば聞かせてください。負けでも勝ちでも、ゲーム外のことでも構いません。
ゆにぴこ選手 : 試合後に積極的にリプレイを見るようになったことです。昔は「まあただの趣味だしぼやっと適当でいいや〜」というスタンスだったんですが、最近は分岐点での最適解は何だったか、勝ち試合でも他に択があったのか、違和感があったターンを中心にチェックしています。そして60秒でその最適解に至るために普段からどういう思考をすればいいかを考えています。考えてもわからない時の方が多いんですけどね。(笑)そんな時は周りの方に助けてもらっています!
—最後に、ファンの方々へPremier Series 26-27にかける想いを込めてメッセージをお願いします!
ゆにぴこ選手 : いつも応援してくださっている方々、本当にありがとうございます!
競技プレイヤーとしてはまだまだなのですが、諦めずに続けていくことで9年前の自分よりは確実に強くなっています。紙のカードゲーム未経験でも、努力し続ける姿を見せ続けることで色々なプレイヤー層から希望を見出せる存在になりたいです。「才能がなくたって…!」(by鉄杖の機構士)
「9年前の自分よりは確実に強くなっています」――ゆにぴこ選手の言葉には、才能や近道に頼らず、地道な学びを積み重ねてきた者ならではの確かな手応えがあります。試合後にリプレイを見返し、分岐点での最適解を探し、その思考を普段から身につけようとする。わからないときは周りの力を借りながら、一歩ずつ前へ進む。その姿勢は、初心者がつまずく場所を知り抜いた、塾講師としての視点とも静かに重なります。
自らを「競技プレイヤーとしてはまだまだ」と語る謙虚さの一方で、努力し続ける姿を見せることで、紙のカードゲーム未経験者を含むあらゆるプレイヤー層に希望を届けたい――その願いには、強い芯が通っています。
「才能がなくたって…!」。その言葉を胸に、ゆにぴこ選手はPremier Series 26-27の舞台へ挑みます。諦めずに歩み続ける彼女の姿が、画面の向こうの誰かの希望となることを願って、その挑戦を見届けたいと思います。
実績
JCGローテーション16th 優勝
ES地方大会2020 December兵庫大会 優勝
ES地方大会2023 Spring 福井大会 3位タイ
RAGE 2020 summer day1 6-0 day2 5-2マネーフィニッシュ
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