【スペルウィッチ・BEYOND到達】Songさん マリガン・立ち回り完全ガイド 【シャドバWB】

ウィッチ

Songさんが環境初期にBEYONDを達成したスペルウィッチ。ご本人いわく、一言で言うと「厳しくても、使い続ける。」デッキです。
スペルブーストでキーカードのコストを下げ、ミッドレンジ相手には盤面で、コントロール相手にはOTKで勝ちに向かいます。引く順番に左右されやすいデッキだからこそ、平常心を保って判断し続けられるかが腕の見せどころです。
使用感やプレイングの感覚については、ご本人から伺った内容をもとに構成しています。

結論|まず押さえたい点
コンセプト
スペルブーストでコストを下げたキーカードで、盤面を取り返しながら打点を出す
勝ち筋
ミッドレンジには「災いの言霊・ジンジャー」の盤面、コントロールには20点OTK
キーカード
「明越花・アラ」「恩愛の大地・テトラ&ラティカ」「災いの言霊・ジンジャー」「マナリアスクリプター・ティコ」
⟷スワイプ・ドラッグでめくる5枚の要点カード
1コンセプト

ブーストを進め、軽くして勝つ

スペルブーストを受けるカード、進めるカード、ドロー、除去の4つの役割を組み合わせて回します。

2マリガン基本方針

最優先は「明越花・アラ」

どの対面でも役に立ち、早く手札にあるほどコストを下げやすくなります。

3立ち回りの核

対面で勝ち筋を切り替える

ミッドレンジ相手は「災いの言霊・ジンジャー」のターンに盤面を集中させ、コントロール相手は20点OTKを狙います。

4ワンポイント

何より平常心を保つ

上振れも下振れも大きいデッキです。冷静な頭で判断することが、プレイング以上に大切です。

5採用・不採用

「相承の意思」は1枚推奨

スペルブーストを進めない高コストのカードは手札で詰まるため、採用しません。

マリガン

現在は、各クラスに大きく2種類のデッキがあることが多い環境です。たとえばビショップにはアミュレットビショップと兎ビショップ、ドラゴンにはランプドラゴンとアグロドラゴン、ネメシスにはアーティファクトネメシスと融合ネメシスがあります。
そのため、どの対面でも役に立つカードを最優先にするのが基本です。

① 最優先で探したいカード
「明越花・アラ」
スペルブーストの仕組み上、キーカードは早く手札に来るほどコストを下げやすくなります。初手から持つことで、中盤に盤面を取り返しながら打点も出せるようになり、除去に追われて殴られ続ける展開を避けられます。

「恩愛の大地・テトラ&ラティカ」を初手からキープすると展開の速いデッキに咎められやすい一方、「明越花・アラ」はどの対面でも役に立ちます。終盤の弱いドローのリスクも少し減らせるので、優先度は非常に高いです。
② 妥協でキープするカード
基本は、次の役割を意識して組み合わせます。

スペルブーストを受けるカード:「恩愛の大地・テトラ&ラティカ」「明越花・アラ」
スペルブーストを進めるカード:「過剰反応」「睦まやかな団欒」
ドロー:「鋼鉄の微睡み」「ハッピーフラワー・サミー&マリー」
除去:「ストームブラスト」「マナリアスクリプター・ティコ」

この方向で考えれば、キープできる組み合わせはかなり多くなります。相手がミッドレンジかアグロだと分かっているなら、「マナリアスクリプター・ティコ」を2枚同時にキープしても問題ありません。
③ 対面によってキープを変える場合
兎ビショップ:「マナリアスクリプター・ティコ」「緑の幸・ムニャール&マンマル2号&ジーナ」「ストームブラスト」
序盤の鍵になる3枚です。

ミッドレンジナイトメア:「ストームブラスト」はキープしない
序盤のフォロワーが攻撃力1ばかりで、割に合いません。ドローを確保し、除去は「マナリアスクリプター・ティコ」「緑の幸・ムニャール&マンマル2号&ジーナ」を優先します。

融合ネメシス・アミュレットビショップ:「マナリアスクリプター・ティコ」はキープしない
OTKを狙う対面なので、スペルブースト20回の「恩愛の大地・テトラ&ラティカ」を少なくとも1枚用意することを優先します。

対面ごとの立ち回り

このデッキは、対面によって勝ち筋がはっきり分かれます。ミッドレンジ相手には「災いの言霊・ジンジャー」のターンに強い盤面を作り、コントロール相手には「恩愛の大地・テトラ&ラティカ」を軸にしたOTKを狙います。

本記事では、兎ビショップ・ミッドレンジナイトメア・融合ネメシス/アミュレットビショップの3つのマッチアップを取り上げます。

兎ビショップは、現在ランクマッチで最も人気のあるデッキです。この対面では、「災いの言霊・ジンジャー」のターンに強い盤面を集中して作る方針を取ります。
理想は「災いの言霊・ジンジャー」+「明越花・アラ」です。体力3以上のフォロワーが3体並ぶので、相手は処理しきれなくなります。
「災いの言霊・ジンジャー」で動くまでの間は、除去のために進化ポイントを使うことを惜しまず、できるだけ安全な体力を保ちましょう。

この対面を意識するなら、「破式の変貌・フィーリン」の採用枚数を増やす選択肢もあります。体力6とオーラを持つため、兎ビショップの対象を取る消滅や、「希望の光彩・リテュエル」の全体3点除去に対抗できます。
「災いの言霊・ジンジャー」と組み合わせて盤面を作るのも良い動きです。

ポイント:「災いの言霊・ジンジャー」のターンに体力3以上の盤面を集中させ、それまでは進化ポイントを惜しまず体力を守る。

以前は「元素の共鳴・バアル」が採用されていて、序盤に3/3と2/2が並びやすかったため「ストームブラスト」をキープしていました。今は「元素の共鳴・バアル」がローテーションから落ち、序盤のフォロワーは攻撃力1ばかりなので、「ストームブラスト」を使うのは割に合いません。

小型フォロワーが複数並んでいる状況では、攻めることが最善の守りです。「マナリアスクリプター・ティコ」を進化させて除去するよりも、「明越花・アラ」を出し、鳥への変身を使って相手を攻めましょう。

後攻では、6ターン目にエクストラPPを使って7PPにし、「災いの言霊・ジンジャー」を出す動きが重要な勝負どころです。こちらはできるだけ体力3以上のフォロワーをそろえ、そのうえで相手の場を処理しきります。
その返しとなる相手の先攻7PPには「ガロダートVSゼット」がないため、こちらの盤面を処理しきるのは難しくなります。後攻を取れたならこの展開を軸に考え、コストを0まで下げたフォロワーを温存して「災いの言霊・ジンジャー」と一緒に展開しましょう。

ポイント:後攻6ターン目はエクストラPPで「災いの言霊・ジンジャー」を出し、0コストまで下げたフォロワーと一緒に展開する。

どちらもコントロールデッキで、戦い方も同じです。基本的にOTKを狙う対面なので、スペルブースト20回の「恩愛の大地・テトラ&ラティカ」が少なくとも1枚必要です。
「マナリアスクリプター・ティコ」は初手でキープせず、序盤に引いても急いで使わないようにします。

「恩愛の大地・テトラ&ラティカ」でリーサルを取る前のターンに「マナリアスクリプター・ティコ」を超進化させ、クレストを獲得して「マナリアの魔弾」を4枚そろえれば、組み合わせて20点OTKができます。「相承の意思」があれば、魔弾は2枚でも構いません。

ただし現在は、秘術ウィッチ対策として「アルビオンバハムート」を1枚採用するコントロールデッキが流行っています。そのため、「マナリアスクリプター・ティコ」を超進化させるターンに、0コストの「明越花・アラ」もそのまま出して盤面に圧力をかけて構いません。
魔弾4枚と「恩愛の大地・テトラ&ラティカ」の全体5点があれば、そのリーサルを止められる守護はほとんどいません。

「アルビオンバハムート」をケアしないのであれば、序盤に「恩愛の大地・テトラ&ラティカ」が2枚そろったとき、両方を一緒にブーストしてもよいです。スペルブースト20回の「恩愛の大地・テトラ&ラティカ」が2枚あれば、相手の守りも突破しやすくなります。

ポイント:「マナリアスクリプター・ティコ」は温存し、リーサル前のターンに超進化させて魔弾をそろえ、「恩愛の大地・テトラ&ラティカ」と合わせて20点を狙う。

自由枠の考え方

ご本人が自由枠として1枚の採用を強くすすめているのは、「相承の意思」です。3つの効果がどれも柔軟で、①は序盤にランダム3点で除去、②は「緑の幸・ムニャール&マンマル2号&ジーナ」の復活、③はリーサルラインの延長に使えます。
残り体力9や18は絶妙なラインで、このカードまでケアする相手はあまりいません。

また、兎ビショップを意識するなら、「破式の変貌・フィーリン」の採用枚数を増やす選択肢もあります。

◆ あえて不採用にしたカード

「迷歌探偵・ノインハウエル」のように、コストが高めでスペルブーストも進めないカード
スペルブーストをサブプランとして使うデッキなら、こうしたカードでリソース管理やドロー、除去を補強できます。一方で、スペルブーストがメインプランのこのデッキでは、ブーストを進めないカードはひどく手札で詰まり、扱いづらくなります。

ワンポイントと気持ちいい瞬間

スペルウィッチは、初代『Shadowverse』でも『Shadowverse: Worlds Beyond』でも、引く順番に大きく左右されるデッキです。上振れが大きい一方で、下振れも大きくなります。
だからこそ、プレイングやカードを切る順番以上に、平常心を保つことが大切です。冷静な頭でこそ、状況をよりよく判断できます。

回していて一番気持ちいい瞬間は、1ターンのうちにたくさんカードを引き、そのままたくさんカードを使えたときだそうです。初代で一番好きだったAFと秘術ウィッチの代わりに、今作で見つけたのがスペルウィッチでした。
ローテーションの「災いの言霊・ジンジャー」を中心にした構築では、この楽しさはあまりはっきり感じられないかもしれません。ただ、アンリミテッドのスペルウィッチを使えば、きっとこの感覚を分かってもらえるはずとのことです。

連絡取材&翻訳 Bo10杯様