【アミュレットビショップ・クラス最速BEYOND】zhangyue616さん マリガン・立ち回り完全ガイド 【シャドバWB】

アズヴォルト・レヴナント

Bo10杯の主催として活動され、中国の強豪プレイヤーのzhangyue616さんがビショップクラスで最速BEYONDを達成したアミュレットビショップ。序盤にある程度体力を削られても構わず、「旧き天書・リアントース」の着地を軸に、中盤以降で回復と除去のリズムを整えながら相手の攻め手を丹念に潰していきます。対面ごとに配分の力点を変えながら、最終的には相手をコントロールし切ることがそのまま勝利につながるデッキです。今回は、このデッキを使う選手ご本人へのインタビューをもとに、構築とプレイングの思想を掘り下げます。

結論|まず押さえたい点
コンセプト
除去・回復リソースを計画的に配分し、相手の盤面とダメージを捌き切った先に勝利をつかむコントロールデッキ。「旧き天書・リアントース」の安全な着地を軸に据える。
勝ち筋
序盤の体力ロスは許容し、中盤以降に回復・除去のリズムを整えて盤面をコントロール。「旧き天書・リアントース」が着地すれば、その後の一掃・展開でそのまま押し切る。
キーカード
「救済の聖典」「汚濁の聖水」「海蝕の三叉槍」「無欠の時計」「崇奉の怯者」「朋友の学級」「崇高の天書」「旧き天書・リアントース」「アドアマネージャー・イニシア」「神紋ユラティオ」「刻みし約束」
スワイプ・ドラッグでめくる5枚の要点カード
1コンセプト

リソースを配分し切って勝つ「蓋」のコントロールデッキ

相手の盤面とダメージを適切に捌き切った後に勝利を掴む。現環境ではスピード勝負を迫られる対局は多くなく、コントロールし切ることがそのまま勝ち筋になる。

2最優先キープ

ドローと除去を両立する「救済の聖典」「汚濁の聖水」

ネメシス以外の対面では、2ターン目に聖典を着地できればほぼ勝ちと言っても過言ではない。「海蝕の三叉槍」「無欠の時計」は除去アミュレットが起爆するまでの繋ぎとして重要。

3勝ち筋

「旧き天書・リアントース」の安全な着地

序盤の体力ロスを許容しつつ、着地までに即死圏内に入らなければ勝ち切れる。着地後は「神紋ユラティオ」などで一掃し、そのままリーサルへ繋げる。

4立ち回りの軸

対面ごとに回復・除去の配分を変える

ナイトメアには早期に除去アミュレットを仕込み、ドラゴンには回復札を温存し、ネメシスには「朋友の学級」でリソース勝負を制する。

5ワンポイント

リソースは「今」ではなく「削られた後」のために貯める

相手のダメージプランを読んで回復札を事前に仕込んでおき、大技を通された直後に一気にライフを戻す。読み合いこそがこのデッキの醍醐味。

マリガン

アミュレットビショップは「蓋」を持つコントロールデッキです。リソースを適切に配分し、相手の盤面とダメージを捌き切った後に勝利を掴みます。だからこそ、ドローと除去を両立できる万能カードや、盤面を即座に処理できる除去アミュレットの価値が高くなります。

① 最優先(キープ)
・「救済の聖典」:ドローと除去を両立できる万能カード。ネメシス以外の対面では、2ターン目に着地できればほぼ勝ちと言っても過言ではない。

・「汚濁の聖水」:救済の聖典と同格の優先度。同じくドローと除去を両立する。

・「海蝕の三叉槍」:除去用アミュレットが起爆するまでの間、即座に盤面を処理するために必要。

・「無欠の時計」:同上。序盤のエンハンスから終盤の複合除去まで幅広く機能する。

妥協案としてキープ:
・「崇奉の怯者」「朋友の学級」:a級ほどの優先度ではないが、2ターン目に何もできずパスするリスクがある場合はキープする。
・4コスト「崇高の天書」:初手に救済の聖典がある場合にキープする。

対面によってキープを変える場合:
・「旧き天書・リアントース」:ビショップミラーではキープする。着地が遅れることを防ぐため。
・「アドアマネージャー・イニシア」:現在2枚のみの採用。ミッドレンジナイトメアなどに対して初手の質が良い場合はキープを検討する。

対面ごとの立ち回り

このデッキは対面ごとに回復・除去リソースの配分の力点が変わります。特に意識したいのが、現環境で多いミッドレンジナイトメア、持久戦になりやすいランプドラゴン、そしてリソース勝負が鍵を握るAFネメシスの三つです。

4ターン目からの除去リズムをいかに整えるかが鍵です。この対面では序盤にある程度体力を削られても構わず、中盤以降に回復して巻き返すプランを取ります。「旧き天書・リアントース」が着地するターンまでに即死圏内に入らなければ勝ち切れます。

中盤を安定させるためには、早期に進化ターン用の除去アミュレットを仕込むことが非常に重要です。「無欠の時計」は特に優秀で、序盤のエンハンスでマトリョーシカ盤面を処理し、終盤では「海蝕の三叉槍」と組み合わせて単体の「イステンデッドVSマルチルゲート」を処理することもできます。

この構築には「魔杖の外科医・ティコ」が入っていないため、5コスト目の「タイトロープキャット」に対してはやや対処が難しくなります。基本的には6コスト「神紋ユラティオ」か「崇高の天書」の起爆を合わせて処理することを目指します。

ポイント:序盤の体力ロスは許容し、早期に除去アミュレットを仕込んで中盤の除去リズムを整える。「旧き天書・リアントース」着地までに即死圏内に入らないことが最優先。

基本的には通常通りの展開を心がけます。救済の聖典以外の回復カードは、ドラゴンが本格的に動き出した後に持続的に回復できるよう、やや温存するのがポイントです。

今期は「烈絶の顕現・ガルミーユ」がローテ落ちしており、ドラゴンが持つ主要な疾走は壁を無視する「断頭の斬姫・サガツマツ」が中心です。そのため従来ほど「崇奉の怯者」を早期に着地させておく重要性は下がっています。代わりに「焦灰のアナテマ・バーンドナイト」が始動した後のライフを回復できるよう、回復札を温存しておくことがより重要になりました。

初手がいい感じであれば「アドアマネージャー・イニシア」をキープするのも有効で、「律する《正義》・イランツァ」ラウンド後の爆発的な回復に繋げられます。1コスト回復カードを3枚採用しているため、VSドラゴン戦の回復量は非常に潤沢です。この構築は、「魔杖の外科医・ティコ」を削ってでもドラゴン環境に特化したものと言えます。

ポイント:救済の聖典以外の回復札は温存し、ドラゴンが動き出してから持続的に回復する。初手が良ければアドアマネージャー・イニシアをキープし、爆発的な回復に繋げる。

「朋友の学級」の追加により、AFネメシスの「尽小花」によるドローソース変換でリズムを崩されにくくなりました。そのため、この対面では朋友の学級のキープ優先度を高く設定しています。救済の聖典は4コスト「崇高の天書」や「崇高の憎悪・カンディマ」によって手動で起爆させる必要がある点に注意が必要です。

その他は特に大きな注意点はありません。リソースがしっかり回り始めれば、AFネメシス戦は非常に有利に進められます。

ポイント:朋友の学級のキープ優先度を高く設定し、尽小花によるリズムの崩しを防ぐ。救済の聖典は他カードで手動起爆する必要がある点に注意。

採用候補と入れ替え候補

自由枠(入れ替え候補)については、次の5枚に調整の余地があります。

①1コスト「刻みし約束」
①ナイトメアの「リリム」を1コストで処理し、序盤の過剰な体力ロスを防ぐ。②コスト調整用の優秀な回復札で、ドラゴン戦では重要な追加回復量を確保できる。③0コスト「リーリエ・ライツ」不採用のため、手札が溢れて「旧き天書・リアントース」が打てなくなるのを防ぐ低コストの捨て札としても機能する。

②6コスト「神紋ユラティオ」
今のアミュレットビショップにとって最も有力な補強カードの一つ。①進化ターンの除去リズムを補い、現在環境の「タイトロープキャット」対策として非常に有効で、他の除去リソースの節約になる。②「旧き天書・リアントース」起動後、ライフが安全な状況で神紋ユラティオによる一掃+アミュレット展開から、次のターンにそのままリーサルを狙える。

③2コスト「無欠の時計」
ナイトメア環境を強く意識した除去カード。「崇高の憎悪・カンディマ」でも対処が難しい「イステンデッドVSマルチルゲート」を処理できる点が特に優秀で、ドラゴンのエンハンス「喧伝の龍人」にも有効。ただし今後、連携ロイヤルやミッドレンジエルフなどの従来型の展開デッキが増えれば「暗黒次元」の方が優位になる可能性もある。現環境ではナイトメア対策としての採用が中心。

④1コスト「魔杖の外科医・ティコ」
アミュレットビショップとして依然として優秀なカード。進化ターンの除去に非常に重要であり、終盤に複数枚同時に使えば爆発的な回復にも繋がる。ただし、アミュレット起動が前提となるため、後続のターンに温存しておきたいリソースを消費してしまうリスクもある。そのため、「刻みし約束」とは一長一短の関係にある。

⑤3コスト「レ・フィーエの宝石」
SNCサーバー最速BEYONDビショップの方はレ・フィーエの宝石を採用し汚濁の聖水を不採用としていました。ただし個人的にはアミュレットビショップにとって3コストはやや動きにくい重さがあり、デッキの回転に影響を与える可能性があると感じています。とはいえ、AOEカードと組み合わさって「タイトロープキャット」のような厄介な盤面を処理できるため、有用なカードであることには変わりありません。

◆ あえて不採用にしたカード

①6コスト「翼天の変貌・オルメリオ」
現在のアミュレットビショップは中盤展開型ではなくコントロールデッキとしての色合いが強いため、翼天の変貌・オルメリオとは現状の構築では噛み合いません。ただし将来的に中盤のコンボ展開を軸にしたアミュレットビショップが登場する場合には、そのデッキの中心カードになり得る可能性はあります。

②8コスト「混迷の監獄・アズヴォルト」
本質的にはwin moreカードです。現在のほとんどの対局では「旧き天書・リアントース」が無事に着地できればそのまま勝利できるため、混迷の監獄・アズヴォルトは「より派手に勝つ」ためのカードに過ぎません。その代償として手札で腐ってそれ以前の動きを阻害するリスクがあります。「旧き天書・リアントース」を介さずに直接着地させ、次のターンに「崇高の憎悪・カンディマ」や「崇高の天書」で起爆するような使い方も理論上は可能ですが、そのためには相手の“協力”がかなり必要です(笑)。

カードの切り方とプレイングの指針

このデッキは、除去・回復リソースをどれだけ計画的に運用できるかで勝敗が決まります。重視されているのは、次の考え方です。

リソースは「今」使い切らず、計画的に配分する。現在の環境ではスピード勝負を迫られる対局は多くない。だからこそ相手をコントロールし切ることがそのまま勝利に繋がる。
「旧き天書・リアントース」の安全な着地を軸に据える。序盤の体力ロスは許容しつつ、着地するターンまでに即死圏内に入らないことを最優先する。着地後は神紋ユラティオなどの一掃札でそのままリーサルを狙う。
対面ごとに回復・除去の配分の力点を変える。ナイトメアには早期の除去アミュレット仕込み、ドラゴンには回復札の温存、ネメシスには朋友の学級によるリズム維持。どこにリソースを寄せるかを対面ごとに判断する。

ワンポイントアドバイス

このデッキを扱う上で大切なのは、「相手のダメージプランを先読みし、削られた後のために回復札を仕込んでおく」という意識です。アミュレットビショップは単ターンでの爆発力よりも、じわじわとリソースを押し返していく読み合いにこそ本質があります。
相手が「律する《正義》・イランツァ」や「断頭の斬姫・ガロダートVSゼット」のようなカードでダメージを通してきた直後に、「アドアマネージャー・イニシア」+「朋友の学級」+「刻みし約束」でライフを一気に戻す——この一手を事前に仕込めているかどうかが、対局の分かれ目になります。目先の一枚を強く使うことよりも、数ターン先の「削られた後」を想定してカードを構えておく意識を持ってプレイしてください。

前の2パックでアミュレットビショップを繰り返し使ってきたため、単ターンOTKの快感にはもう少し慣れてしまいました。今期のアミュレットビショップで最も気持ちいいのは、相手のダメージプランを読んで事前に「朋友の学級」を仕込んでおき、相手がイランツァやガロダートVSゼットなどのカードでダメージを通してきた直後に「アドアマネージャー・イニシア」+「朋友の学級」+「刻みし約束」でライフを一気に戻すあの瞬間です。

— zhangyue616さん(このデッキで一番気持ちいい瞬間・本人コメントより)

引用元