【破壊ネメシス・DexelRisingCup優勝】shu-catさん マリガン・立ち回り完全ガイド 【シャドバWB】

クロニクル・オブ・デスティニー

第2回DexelRisingCupを制したshu-cat選手が持ち込んだのは、環境最多勢力・魔手ウィッチへの明確な”読み”から組み上げた破壊ネメシス。「魔手ウィッチミラーに自信がない」という率直な自己分析から、手になじむ破壊Nmを主軸に据え、魔手W・スペルW以外のほぼ全対面に五分以上を取れる地力で勝ち上がりました。真骨頂は、ウィッチビショップ持ち込みの相手にだけ牽制として投げる「ミルティオナイトメア」との”2デッキ持ち込み”。この構築が効いたのか、魔手W持ちの相手6組のうち、実際に魔手Wを投げてきたのはわずか1組でした。「尽小花・イマリ」と「愚劣の兵器」で序盤の展開をいなし、テンポを取り返して押し切る——環境を”当てにいった”構築の妙を、ご本人のインタビューで掘り下げます。

結論|まず押さえたい点
コンセプト
環境最多の魔手ウィッチへの”読み”から組んだ破壊ネメシス。魔手W・スペルW以外のほぼ全対面に五分以上を取れる地力が武器。
勝ち筋
「尽小花・イマリ」「愚劣の兵器」で序盤の展開をいなしてテンポを取り返し、破壊軸のパワーで押し切る。対魔手Wは盤面から進行して拾いにいく。
キーカード
「大遊戯世界」「アナタの先輩・エース」「奏絶の顕現・リーシェナ」「尽小花・イマリ」「ドールズシアター」「愚劣の兵器」「ケイオスレギオン」「虚刻のアナテマ・スカーレット」「全一の王・ベルゼバブ」/相方:「ミルティオ」
スワイプ・ドラッグでめくる5枚の要点カード
1コンセプト

環境最多の魔手Wを”読んで”組んだ破壊ネメシス

魔手Wが大量発生する環境予想が出発点。手になじむ破壊Nmを主軸に、魔手W・スペルW以外に五分以上を取れる地力で勝つ。

22デッキ戦略

ウィッチビショップにだけミルティオNiを投げる牽制プラン

ウィッチビショップ持ちには相方のミルティオNi、それ以外には破壊Nmを全投げ。魔手W持ち6組中、実際に魔手Wを投げてきたのは1組だけ。

3最優先キープ

「大遊戯世界」「アナタの先輩・エース」「奏絶の顕現・リーシェナ」は対面問わず単キープ

この3枚は無条件でキープ。「尽小花・イマリ」「ドールズシアター」「愚劣の兵器」は対面を見て単キープを判断する。

4立ち回りの軸

尽小花・イマリ+愚劣の兵器で序盤をいなしテンポを取り返す

E/R/Ni/Nm系はこの2枚で序盤の展開をいなすのが要。ドラゴンはランプ阻害と回復にリソースを割かせる動き、ウィッチは魔恋の慕情・シイム超進化前に盤面から進行して拾いにいく。

5ワンポイント

対ドラゴンは3pp前に生き物を並べてランプを妨害

3pp前に盤面を作り、相手にランプを楽に打たせない。怠惰なる波揺花・喧伝の龍人の処理範囲をケアできれば序盤の主導権を握れる。

マリガン

このデッキは、序盤の展開をいなして破壊軸のパワーに繋げる形が理想です。まずは対面を問わず強い核パーツを確保し、対面に応じて「いなし札」を上乗せしていく組み立てになります。

破壊ネメシス マリガン(shu-cat選手)
① 最優先|対面問わず単キープ
「大遊戯世界」
「アナタの先輩・エース」
「奏絶の顕現・リーシェナ」
※この3枚は対面を問わず単キープします。デッキの軸となる核パーツです。

対面別の単キープ:
・「尽小花・イマリ」:対エルフ/ロイヤル/ウィッチ(E/R/W)で単キープ。
・「ドールズシアター」:対エルフ/ロイヤル/ナイトメア/ネメシス(E/R/Ni/Nm)で単キープ。
・「愚劣の兵器」:対エルフ/ロイヤル/ナイトメア/ネメシス(E/R/Ni/Nm)で、他のキープ対象とのバランスを見てキープ(後攻なら単キープも視野)。

相性認識

shu-cat選手が今大会で使用した「愚劣の兵器+ケイオスレギオン入り」の型を基準にした相性認識です。魔手ウィッチ・スペルウィッチ以外には五分以上を取れる、地力の高さが見て取れます。

微有利
テンポ進化エルフ/連携ロイヤル/ランプドラゴン/ミルティオナイトメア/ミッドナイトメア/進化ビショップ
五分
AFネメシス/進化ネメシス
不利
魔手ウィッチ/スペルウィッチ

対面ごとの立ち回り

対面を大きく三つに分けて考えると立ち回りが整理できます。展開系(E/R/Ni/Nm)はいなしてテンポを奪う、ドラゴンはランプ阻害と回復にリソースを割かせる動きで攻める、そして不利対面のウィッチは魔恋の慕情・シイム超進化前に盤面から進行して拾いにいく。この三つの軸を押さえておくと安定します。

重要カードは「尽小花・イマリ」「愚劣の兵器」の2枚です。相手の序盤の展開を、この2枚でいなしてテンポを取り返すのが何より大切になります。ここで盤面の主導権を渡さずに中盤へ入れれば、破壊軸のパワーで押し込む展開に持っていけます。エルフ・ロイヤル・ナイトメア・ネメシスはいずれも序盤から盤面を作ってくる対面なので、いなし札をどのタイミングで切るかが勝負のカギです。

ポイント:尽小花・イマリ+愚劣の兵器で序盤の展開をいなし、テンポを取り返す。盤面の主導権を渡さず中盤へ繋ぐ。

3pp前に何か生き物を並べて、相手にランプを楽に打たせないことが第一です。序盤に盤面へプレッシャーをかけておけば、相手はランプに手が回りづらくなります。加えて、ドラゴンの序盤の処理範囲は「怠惰なる波揺花」「喧伝の龍人」で見えやすいのが特徴。この2枚の射程をいかにケアして盤面を残すかが、そのまま試合の主導権に直結します。
さらに、焦灰のアナテマ・バーンドナイト超進化や律する《正義》・イランツァ超進化といった相手のやりたいことをさせないために、こちらから攻めていくのも重要です。常に相手に回復を要求する動きを目指し、相手が守りに手を割かざるを得ない展開に持ち込みます。

ポイント:3pp前に生き物を並べてランプ妨害。怠惰なる波揺花・喧伝の龍人の処理範囲をケアして盤面を残す。焦灰のアナテマ・バーンドナイト超進化・律する《正義》・イランツァ超進化をさせないよう、こちらから攻めて回復を常に要求する。

相性としては不利寄りですが、拾える試合はあります。ポイントは「卵」を早めに設置しておくこと。そのうえで、魔恋の慕情・シイム超進化の前に「尽小花」「奏絶の独唱」「ケイオスレギオン」で面から進行していくと、ちょくちょく拾える試合が出てきます。相手のコンボが完成する前に、盤面でプレッシャーをかけ続けて主導権を奪いにいくイメージです。ミルティオナイトメアを相方に据えたのも、この不利対面に牽制をかけるためです。

ポイント:卵を早めに設置。魔恋の慕情・シイム超進化前に尽小花・奏絶の独唱・ケイオスレギオンで面から進行して拾いにいく。

採用候補と入れ替え候補

今回は不採用だったものの、環境や仮想敵に応じて採用・多投を検討したいカードです。

「全一の王・ベルゼバブ」:対ビショップを重く見る場合は採用価値あり。ただし環境が魔手ウィッチ中心で進化ビショップを採用する人が減っていそうなため、今回は0枚。
「ケイオスレギオン」「虚刻のアナテマ・スカーレット」:対魔手ウィッチを重く見るなら、多投する価値あり。
「愚劣の兵器」:序盤の盤面が強いデッキが環境に増えるようなら、3投を検討。

◆ このリスト最大の狙い ―― “2デッキ持ち込み”で魔手ウィッチを牽制する

①なぜ破壊ネメシスを主軸にしたか
環境予想は「頭一つ抜けている魔手ウィッチが大量発生する」というもの。ただし魔手Wミラーには自信がなく、手になじむ破壊Nmが自分の武器だと判断しました。破壊Nmは魔手W・スペルW以外に対して五分以上を取れる地力があり、その”苦手を1つに絞れる”点が主軸に選んだ理由です。

②相方はミルティオナイトメア ―― 牽制としての1枚
破壊Nmの唯一の穴である魔手Wに牽制をかけるため、相方にミルティオNiを採用。当日はウィッチビショップ持ちの相手にだけミルティオNiを投げ、それ以外には破壊Nmを全投げするプランで臨みました。破壊Nmで魔手Wを踏む可能性も残るため、「ケイオスレギオン」を2枚採用して対魔手の意識も残しています。

③結果 ―― 相手が魔手Wを”出しづらくなる”
魔手W持ちの相手6組のうち、実際に魔手Wを投げてきたのはわずか1組。「思ったより牽制が効いていたかもしれない」とご本人。デッキそのものの強さだけでなく、相手の選択を縛る構築で勝ちにいく——これが今大会でshu-cat選手が組み上げた最大の狙いです。

カードの切り方とプレイングの指針

このデッキは、序盤のいなしとテンポの取り返しが勝敗を分けます。重視したいのは、次の考え方です。

展開系(E/R/Ni/Nm)は、尽小花・イマリと愚劣の兵器を”いなし札”として温存する。相手の序盤の展開に対してこの2枚を的確に当てられるかが、そのまま中盤以降の主導権に直結する。
ドラゴン相手は、盤面を空けない。3pp前に生き物を並べてランプを楽に打たせず、怠惰なる波揺花・喧伝の龍人の処理範囲を意識した面づくりをする。さらに、焦灰のアナテマ・バーンドナイト超進化や律する《正義》・イランツァ超進化といった相手のやりたいことをさせないよう、こちらから攻めて回復を常に要求する動きを目指す。
ウィッチ相手は、コンボ完成前に面で押す。卵を早めに設置し、魔恋の慕情・シイム超進化の前に尽小花・奏絶の独唱・ケイオスレギオンで盤面から進行して試合を拾いにいく。

ワンポイントアドバイス

このデッキを扱う上でのポイントは、「苦手対面を1つに絞り、それ以外を確実に勝ち切る」という発想です。
破壊Nmは魔手W・スペルW以外に五分以上を取れる地力があります。だからこそ、無理に全対面を見にいくのではなく、唯一の穴である魔手Wを「デッキ選択(=相方のミルティオNi)」と「ケイオスレギオンの牽制」でカバーする。プレイングで拾おうとするのではなく、構築とマッチアップの組み方で穴を埋める——この割り切りが、安定した勝率に繋がります。

また、有利対面のドラゴンでは、より攻撃的な意識が勝ち筋になります。3pp前に生き物を置いてランプ札を楽に打たせず、怠惰なる波揺花と喧伝の龍人の処理範囲を意識した面づくりをしたいところ。そのうえで、焦灰のアナテマ・バーンドナイト超進化や律する《正義》・イランツァ超進化といった相手のやりたいことをさせないために、こちらから攻めて相手に回復を常に要求する動きを目指すと、有利をより確実なものにできます。

shu-cat選手について

ご本人のご厚意で、プレイヤーとしての歩みや人となりについても少しだけお話を伺いました。
shu-cat選手は現在24歳。社会人としての生活と両立しながら、競技シーンでプレイを続けています。
シャドウバースとの出会いは、無印のWLD期。大学生リーグへの参加をきっかけに本格的に競技の世界へと足を踏み入れ、出場した4回のうち3回でグランドファイナルへ進出しました。
ご本人いわく、「チーム戦が得意なのかもしれない」とのこと。無印時代にはRAGEプレーオフ進出、大学生リーグGF優勝など、確かな実績を残しています。

一方、Beyondに移ってからについては、「実績と呼べるものがまだ少なくて、正直なところ少し苦しい」と、飾らない言葉で現在の心境を語ってくれました。
それでも、その歩みは着実です。最高CR2200、シティトナメ優勝、JCS Day2進出3回と、一つひとつ結果を積み重ねてきました。そして今回、環境を読み切った構築とプレイで、第2回Dexel Rising Cup優勝という新たな実績を手にしました。
無印から積み重ねてきた経験を土台に、Beyondでもここからさらに飛躍していく——そんな可能性を感じさせる選手です。

目標は、RAGEプレーオフ進出、そしてファイナリスト。
さらにその先に見据えているのは、”全Beyond”の制覇です。
これまで積み重ねてきた経験が、Beyondの舞台でどのような結果へとつながっていくのか。ここからのshu-cat選手の歩みに、Dexelも注目していきます。

引用元