3人1組のチーム戦で行われたDexel Rising Cupを制したチーム「beyondcanyon」。その一員として優勝に貢献されたzenさんが持ち込んだのが、今回ご紹介する進化エルフです。
本稿では、その構築をご本人インタビューのもとで掘り下げていきます。
概要
zenさんが使用した進化エルフです。「虫風花・ミロク」・「虹色の弓使い・クピタン」・「天司長の後継・サンダルフォン」を絡めた多彩な攻めと、「慈愛の凛華・オルテニア」や「不殺の継承者・クルル」による制圧を両立させた構築になっています。
本稿ではご本人インタビューのもと、マリガン・対面別立ち回りガイドに加えて、採用候補カードなども掲載しています。進化エルフを使用している方も、これから始めることを検討している方も必見の内容です。ぜひご覧ください。
デッキリスト

マリガン
・共通キープ札
「慈顔の担い手」
「慈愛の天槍」
「慈育の森人」
「虫風花・ミロク」
これらは単体でもキープします。
妥協案としてキープするカードは「不殺の継承者・クルル」で、こちらはナイトメア・ロイヤル対面でのキープとなります。
立ち回り
全対面に共通する考え方
・「虹色の弓使い・クピタン」は終盤に非常に強いカードなので、できれば序盤には使いたくありません。
・「虫風花・ミロク」の使い方で差がつきます。9ターン目の「虫風花・ミロク」+「虹色の弓使い・クピタン」+「天司長の後継・サンダルフォン」や、5・6ターン目の「虫風花・ミロク」進化を絡めた盤面作りなど、多様な使い方があるので、3ターン目以外での運用も意識します。
進化エルフ(ミラー)
・「旧き天槍・ササニド」のナーフにより、「慈愛の凛華・オルテニア」を返すのが難しくなっています。
中盤からは「慈愛の凛華・オルテニア」を返せるよう、手札を用意しておきます。
・「不殺の継承者・クルル」の超進化が相手の動きを制限でき、有用です。
ミッドレンジナイトメア
・とにかくライフを守ります。
・「タイトロープキャット」への回答を常に考えます。
・「傍死のアナテマ・徒姫」の前のターンでの取りこぼしに注意します。
・「慈愛の凛華・オルテニア」が非常に重く、9PP未満だと処理が大変なので、早めに押し付けたいです。
ミルティオナイトメア
・相手は「慈愛の凛華・オルテニア」に「充つ《恋人と節制》・ミルティオ&ルーゼン」を合わせたいので、「夜の唱のライブ」だけでは取れない、適度に強い盤面を作って「充つ《恋人と節制》・ミルティオ&ルーゼン」を誘いたいです。
・「充つ《恋人と節制》・ミルティオ&ルーゼン」の後は強い盤面を押し続け、処理漏れを狙います。
・「旧き天槍・ササニド」のドレインができるのは「充つ《恋人と節制》・ミルティオ&ルーゼン」超進化のターンしかない可能性があるので、ドレインしたい場合はそのタイミングを考えます。
ランプドラゴン
・「慈愛の凛華・オルテニア」を吐くタイミングを考えます。準決勝の場面(下の画像)では、ここで「慈愛の凛華・オルテニア」に行くと「《世界》の提示」→「律する《正義》・イランツァ」で負けていたため、ドレインがおそらく正解でした。

・「焦灰のアナテマ・バーンドナイト」しか「慈愛の凛華・オルテニア」への回答がないこともよくあります。相手の手札の切り方を見て、手札を予想することも重要です。
・「新緑のフェアリー」の守護が、「世界の味方・ゾーイ」のケアにもなっている点を意識します。
秘術ウィッチ
・「スウィートエンティティ」の3点AoEをケアし、「ラブリーマスターピース」超進化への回答を用意します。
・先手6ターン目・後手5ターン目は、「慈育の森人」進化→新緑のフェアリー・新緑のフェアリーよりも、エクストラPP→「虫風花・ミロク」3点進化→2PP回復→「慈恵の側近」の方が強いです。
・「万食のアナテマ・ララアンセム」の前に3面を作ります。
クレストビショップ
・「狂おしき恩寵」+盤面除去を両立させないように盤面を作ることを意識します。
アミュレットビショップ
・「旧き天書・リアントース」の前に、強すぎる盤面を作らないようにします。
・「旧き天書・リアントース」+「崇奉の怯者」の盤面に対しては、「虫風花・ミロク」+「虹色の弓使い・クピタン」+「天司長の後継・サンダルフォン」をぶつけたいです。
・決勝のこの盤面(下の画像)では、「愛すべき相棒・ビィ」+「天司長の後継・サンダルフォン」に行くことで、相手の「旧き天書・リアントース」に対して「虫風花・ミロク」+「虹色の弓使い・クピタン」+「天司長の後継・サンダルフォン」のリーサルが生まれます。
後攻7ターン目に「慈愛の凛華・オルテニア」へ行ったことが勝利につながりました。

AFネメシス
・「虚刻のアナテマ・スカーレット」を顔(リーダー)に受けると負けにつながるので、常にAoEの点数を把握してケアします。
・「ネオジオグラファー」超進化をケアするために、盤面を強くします。
連携ロイヤル
・序盤は顔を受けてもよいので、とにかく顔(リーダー)を詰めます。
・「寛厳の音帥・セザール」に対する回答を残しておきます。
・終盤の「十天衆の頭目・シエテ」盤面に対しては「天司長の後継・サンダルフォン」が通らないので、「旧き天槍・ササニド」を絡めたリーサルを狙います。そのため「虹色の弓使い・クピタン」が重要です。
採用候補カードと入れ替えの検討
ミルティオナイトメア・ロイヤル・破壊ネメシスの数(環境内の多さ)に応じて、「導きの船頭」の枚数を調整します。
ここまで紹介してきたのは、zenさんがDexel Rising Cupを優勝した際のリストです。
そのうえでzenさんは、現在の環境をあらためて考えると、「導きの船頭」を1枚・「風の理・イーウィヤ」を3枚にした配分の方がよいと感じているとのことでした。採用候補の項で触れたとおり、「導きの船頭」の枚数は環境に合わせて調整したいカードです。
下に掲載するのが、その現環境を見据えた更新版のリストになります。これから握る方は、こちらもあわせて参考にしてみてください。

現環境を見据えた更新版。優勝時のリストから、「導きの船頭」を1枚に減らし「風の理・イーウィヤ」を3枚に増やした配分。
zenさんについて
最後に、zenさんご自身について少し紹介します。
ご年齢は29歳。シャドウバースを始めたのはWorlds Beyondからで、キャリアはまだ半年ほどとのことです。
最終BEYOND到達を6回経験しており、短い期間で着実に実力を積み上げてきたことがうかがえます。そして今回、チームbeyondcanyonの一員として、Dexel Rising Cup優勝という大きな結果を掴み取りました。
掲げる目標は「大型大会で結果を残すこと」。わずか半年でここまで駆け上がってきたzenさんが、次にどんな景色を見せてくれるのか、これからの戦いに注目です。
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