【連載 : プロへの決意】VOL.6 Beita 境界を越える知性、最後にして最大の挑戦。新リーグ「Premier Series」への挑戦

インタビュー
連載:プロへの決意 vol.6
プロへの決意 vol.6 Beita選手

第6回となるインタビュー連載に登場するのは、韓国出身のトッププレイヤーであり、日韓の架け橋として唯一無二の軌跡を描いてきたBeita選手です。シャドウバースというゲームを通じて「運」という不確定要素と真摯に向き合い、それを人間的な成長へと繋げてきた彼の言葉には、単なる勝敗を超えた深い説得力が備わっています。

かつての練習量の3倍を注ぎ込み、不退転の覚悟で挑む新リーグへの道。選ばれた者として「ファンを勝たせる選手になりたい」と語る彼の視線の先には、どのような景色が広がっているのでしょうか。知略と情熱が交差する、彼の現在地を紐解きます。

プロフィール
名前
Beita
生年月日
2000年10月14日
出身地
韓国
名前の由来

小説『Foundation』に登場するキャラクターの名前が由来です。

特技

囲碁と音楽ゲームです。

尊敬する選手

rikkaさんです。

インタビュー

Q1まず最初にメンタルについて、「勝てば昇格、負ければ敗退」などの極限のプレッシャーがかかる場合において、平常心を保つために意識していることはありますか?
Beita選手とりあえず、目の前の試合に集中することを大事にしています。シャドウバースというゲームの特性上、必ず勝てるとは限らないので、自分の変えられないもの(結果)よりも、その過程(プレイ)を完璧にする事を意識しています。
Q2デッキを構築する際に、勝率という数字以外にこれだけは譲れないというこだわりや美学などがあれば教えてください。
Beita選手これだけは譲らないというこだわりレベルではありませんが、最近だと強いデッキはコンパクトに、比較的にパワーの弱いデッキは変数が作れるように色んなカードを入れるようにしています。
Q3日本に拠点を置きつつ韓国の大会でも頂点に立つ姿は、両国のファンにとって非常に象徴的です。ご自身の中で「日本のコミュニティ代表」あるいは「韓国出身のトッププレイヤー」といった、背負っているものや意識の変化はありますか?
Beita選手韓国出身のプレイヤーではあるものの、ここ数年は韓国の競技シーンにはあまり参加していなかったのですが、今回の優勝で韓国地域の代表としてWGPに出場できるようになりました。韓国の競技シーンから受けた恩をしっかり返していきたいと思っています。自分のユニークさの割に韓国での活動はあまりなかった分、日韓のコミュニティを自由に行き来できることを、今後は増やしていければと思っています。
Q4いよいよ開幕するPremiere Series 26-27はシーン全体の注目度も非常に高まっています。この大会の存在は現在のモチベーションにどのような影響を与えていますか? また、この舞台を通じてファンの方々に「どのような選手」として記憶されたいか、意気込みを教えてください。
Beita選手個人のノートにもサラッと出した事がありますが、私にとってPremier Seriesは現環境で競技的にシャドウバースに打ち込める最後の機会だと思っています。大学生の時ほど時間が出せる訳ではありませんが、競技シャドウバースに使う時間というのはPremier Series発表前の3倍くらい伸びました。

Premier Seriesでは「ファンを勝たせる選手」を目指したいと思っています。自分の実力にはすごく自信を持っていますが、実力だけで上がれる舞台ではない事もしっかり認知しています。数ある上位プレイヤーの中で選ばれる事ができたら、競技シーン全体にその恩を返す事は前提になるべきだと思います。
Q5最後に、Beitaさんを応援しているファンの方々や、ここからあなたを知る方々へメッセージをお願いします。また、「自分のここだけは負けない」という武器や今後注目してほしいポイントについてもぜひ併せてお聞かせください!
Beita選手この記事を読んでもらっている方で、既に私の事を知っていて応援してくれている方に改めて感謝します。活動を半分休んでいた時期もありますが、改めてシャドウバースに人生を賭けて挑んでいます。
最初からそうだった訳ではありませんが、勝負に拘りながらも結果には拘らない事が、シャドウバースのおかげで成長した自分の最大の長所だと思います。シャドウバースを通じて人生における運というものについて深く考えることで、人間的な成長ができた点については自負しています。

インタビューの最後、彼は「結果には拘らないが、勝負には拘る」という言葉を残してくれました。それは、最善を尽くした後に訪れる結果を天命として受け入れる、彼なりの誠実な戦い方なのだと感じます。

競技者として最後と決めた舞台で、これまでの恩をすべてプレイに込めて返す。その覚悟は、日韓両国のファンだけでなく、これから彼を知る人々の心にも強く刻まれるはずです。

「ファンを勝たせる選手」という気高い理想を掲げ、完璧な過程を追い求め続けるBeita選手。その集大成となる物語の幕が、今まさに上がろうとしています。

実績

  • RAGE 2022 SUMMER ファイナリスト
  • 第25回Ratings杯 優勝
  • Shadowverse Korea Open 2026 優勝