
本企画は、「Premiere Series 26-27」への公募を表明したプロ志望選手にスポットを当て、その「生の決意」を読者の皆様へ届ける毎週更新のインタビュー連載です。
第二回を迎える今回のゲストは、韓国出身でありながら日本のコミュニティを深く愛し、独学で日本語を習得した努力の人・MingiGod選手です。
「日本人の選手たちと、もっと直接交流したかった」――。 そんな純粋な想いから、独学で流暢な日本語を操るまでに至った韓国の猛者、MingiGod選手。
画面越しに見せる鋭いプレイや輝かしい実績とは裏腹に、「自分の日本語はまだ穴だらけです(笑)」と謙遜するその素顔には、誰もが惹きつけられる親しみやすさが宿っています。しかし、一度盤面に向き合えばそこには彼だけの「没入」の世界が。世間の評価に流されず、己の分析と選択を信じ抜く強靭な精神が、そこには確かに存在していました。
プレイの奥底から、人間・MingiGodとして愛される理由まで。新シリーズ『Premiere Series』の開幕を前に、彼が描く「ファンと共に歩む未来」の展望をじっくりと伺いました。
【プロフィール】
【名前】: MingiGod
【出身地】: 韓国
【特技】: 他のすべてのゲーム
【好きな食べ物】: ピザ・二郎系ラーメン
【尊敬するプレイヤー】: Spicies選手
インタビュー
—まずは、多くのプレイヤーが直面する「メンタル」についてお聞かせください。ランクの昇格や優勝がかかった極限の場面では、大きなプレッシャーがかかるかと思います。MingiGodさん流の「緊張との向き合い方」や、平常心を保つために意識していることがあれば教えてください。
MingiGod選手 : 普段の練習と同じようにプレイすることを一番に心がけています。以前、Rumoi選手が「自分の世界に入る」とおっしゃっていたのを聞いたことがあるのですが、まさにその感覚に近いですね。極限の場面でも周りのプレッシャーを意識しすぎず、目の前の盤面にだけ集中して自分の世界に没入することで、平常心を保つようにしています。
—デッキ構築についてお聞かせください。単なる「勝率」という数字だけでは語りきれない、ご自身の中でのこだわりや「美学」のようなものはありますか?
MingiGod選手 : 勝率や世間的なTierはもちろん重要ですが、私の中で一番大切にしているのは「自分自身がそのデッキを信じ切れるか」という点です。例えば、WGP2021で使用した「狂乱ヴァンパイア」が良い例です。当時の世間の評価はTier2〜3程度で、ランクマッチでの勝率も飛び抜けて良いわけではありませんでした。しかし、大会の環境を分析した際、相手は狂乱ヴァンパイアに対する準備や対策をしてこないだろうと予想して持ち込みました。結果としてこれが非常に効果的に働き、自分の読みとデッキを信じることの重要性を証明できたと思っています。
—MingiGodさんは韓国出身でありながら、日本語も非常に流暢に話されていますが、どのような方法で習得されたのでしょうか。普段意識していることや、おすすめの勉強法があれば教えてください。
MingiGod選手 : WGP2018に出場した後、「日本人の選手たちともっと直接交流したい」と強く思ったことがきっかけです。資格を取るような本格的な机に向かう勉強はほとんどしていなくて、日本のアマチュアチームに加入させてもらい、チームメイトと実際に会話しながら自然と実力と一緒に言語も伸びていったスタイルです。
おすすめの勉強法ですが、言語はやはり「自分で使う」ことで伸びるものなので、無理やりにでも言語を使用する環境を作ることが一番だと思います。……とはいえ、私の場合は完全に「シャドウバース特化型」の日本語なので、一般的な会話になるとまだまだ穴だらけなんですけどねw
—いよいよ開幕が迫る「Premiere Series 26-27」についてお聞かせください。名だたるチームの参戦が発表され、シーン全体の注目度も高まっています。この大会の存在は、現在のモチベーションにどのような影響を与えていますか?また、あの舞台で「どのような選手」として活躍したいか、展望をお聞かせください。
MingiGod選手 : ワールズビヨンドへ移行し、本格的なプロシリーズが誕生して参戦チームも8チームに増えるということで、モチベーションの面では信じられないくらいポジティブな影響を受けています。
もしその舞台に立つことができたら、ファンの方々と最大限コミュニケーションを取りたいです。ゲームのプレイ面だけでなく、人間的な部分も含めて「MingiGodとはこういう人間なんだ」と知ってもらえるような、皆さんに親しみを持っていただける選手として活躍したいという展望を持っています。
—最後に、MingiGodさんの活躍を楽しみにしているファンの方々、そしてこれから知る方々へメッセージをお願いします。ご自身の「これだけは負けない武器」や、今後注目してほしいポイントについてもぜひお聞かせください。
MingiGod選手 : これだけは誰にも負けないと自負している武器は、やはり「大舞台での経験値」です。WGPに2回以上出場し、3位という結果を残せた経験を持つ選手は非常に限られていると思います。その極限のプレッシャーの中で培った経験は、今後のPSの舞台でも必ず活きると確信していますし、活躍する準備はいつでもできています。
ファンの皆様、いつも応援ありがとうございます。これから私のことを知ってくださる方々にも、プレイを通して魅力を伝えていければと思います。
インタビューを通じて最も強く感じたのは、世界大会3位という輝かしい実績を持つレジェンドでありながら、驚くほど謙虚でフレンドリーなMingiGod選手の姿勢です。
自らの日本語を「シャドバ特化型で穴だらけ(笑)」とお茶目に笑い飛ばす姿には、勝負師としての鋭い眼差しとは対照的な、非常にチャーミングな人間味が溢れていました。しかし、その習得の裏にある「日本のプレイヤーと直接交流したい」という一途な情熱こそが、彼をここまでの高みへと押し上げた原動力なのでしょう。
彼にとっての勝利は単なるゴールではなく、あくまで「自分という人間を知ってもらうための手段」なのかもしれません。圧倒的な経験値という武器を携えながら、誰よりも親しみやすい存在でありたいと願う。そんな彼が「Premiere Series」という新しい舞台で魅せてくれるのは、きっと最高に熱く、そして温かい景色のはずです。
【実績】
・Masters of Shadowverse Korea Season3 優勝
・Masters of Shadowverse Korea Season4 4位
・SKO2021 Season1 優勝
・SKO2024 TOP8
・WGP2018 14位、WGP2021 3位
・SKO2023、WGP2025 解説
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