けーけぃさんがBEYONDに到達し、最速でCR1900を達成した兎ビショップ。ご本人いわく、一言で言うと「攻めと受け、リソースのバランスが大事な、緩急が必要なデッキ」です。基本は盤面を作ることを優先し、手札が弱いときは証拠でドロー、手札で打点が足りそうなときはアミュレットからの疾走札や「エルゴンプリーステス・テレサ」の顔進化で一気に詰める。多彩な動きを状況に応じて切り替えられるのがこのデッキの強みです。使用感やプレイングの感覚については、ご本人から伺った内容をもとに構成しています。
攻め・受け・リソースの緩急
盤面優先を軸に、ドローと詰めを手札次第で切り替える。
リリウム・加工人・調教師を探す
この3枚を優先。先攻のみ「有翼の石像」と2コストフォロワーをセットでキープ。盤面を作ってくる相手には妥協で「信心の天使・デュナメス」。
7PPで取り切られない盤面を残す
ナイトメアの「傍死のアナテマ・徒姫」、ネメシスの「弾哭の変貌・アイズエデン」の前に、処理しきれない面を並べておく。
後攻のエクストラPPはどんどん切る
受けのカードが15枚あり、「図書室の魔女・リリウム」のドローもあるので、次のターンにつながりやすい。
「飛躍の姉妹・ベルディリア&カステル」「有翼の奏者」は不採用
デッキを序盤に寄せるための判断。自由枠は「脅威の残滓」。
マリガン
序盤からテンポを取り続けることがこのデッキの勝ち筋なので、序盤の動きを確保できるカードを優先して探すのが基本方針です。
ドローで手札を補えるカードです。受けのカードを引きにいけるので、序盤から次のターンにつなげやすくなります。
「地害の加工人」
序盤から盤面に出しつつ、リソースを続かせる役割を担います。ミラーでは相手の「地害の加工人」を真っ先に消しにいくほど、このデッキの息切れを防ぐ重要なカードです。
「地害の調教師」
序盤の盤面を作るフォロワーです。黄色進化の振り先の候補にもなります。
序盤から盤面を作ってくる相手には、妥協で「信心の天使・デュナメス」をキープします。
先攻に限り、「有翼の石像」と2コストフォロワーをセットでキープします。
「希望の光彩リテュエル」「地害の三悪・ラピッドハット」(序盤の動きが確保できているとき)
序盤の動きがすでに手札にあるときは、この2枚をセットでキープします。
対面ごとの立ち回り
けーけぃさんがリストを組むうえで特に意識しているのは、ミッドレンジナイトメア・AFネメシス・兎ビショップミラーの3つのマッチアップです。どの対面でも、序盤にテンポを取り、相手の全体除去で取り切れない盤面を残すことが軸になります。
「脅威の残滓」や「希望の光彩リテュエル」で序盤のテンポを取り、相手の「淵底の大佐」は「地害の三悪・ラピッドハット」や「地害の矯正者」で消滅させます。そのまま盤面の圧で勝ちに行く対面です。
特に意識するカードは「陽と月の薔薇・セレス」「残思探偵・ノクターン」「イステンデッドVSマルチルゲート」の3枚です。「陽と月の薔薇・セレス」は兎ビショップが苦手とするカードで、出てくるだけでテンポを失います。「残思探偵・ノクターン」は「希望の光彩リテュエル」の3点オールで取れない面を作るため、盤面に残すとゲームが決まりかねません。
基本的な戦い方はミッドレンジナイトメアと同じです。場面によっては、「弾哭の変貌・アイズエデン」脇の看守を消滅カードで消して回復を阻害しつつ、兎を下に当てて「誠心なる尽小花」をケアしながら戦います。
序盤はテンポ重視です。相手の「地害の加工人」を「脅威の残滓」で消し、リソースを続かせないようにします。終盤は、相手の兎を消滅で消す一方、自分の兎は下に当てて消滅させにくくし、打点を稼ぎます。
自由枠の考え方
ご本人が自由枠として挙げているのは「脅威の残滓」です。けーけぃさんが回していた環境ではミッドレンジナイトメアと兎ビショップミラーが多かったため、この2対面を見据えて採用しています。ナイトメア相手には序盤のテンポ取りに、ミラーでは相手の「地害の加工人」を消してリソースを続かせない役割を担います。
「飛躍の姉妹・ベルディリア&カステル」
相手の強い盤面を除去しながら4点を入れられ、リソース補給もできる強力なカードです。それでも、「愛の天使エクシアス」が出てきたときのバリューが低いこと、デッキを序盤に寄せたいことから不採用にしています。
「有翼の奏者」
兎ビショップにおけるスタチウムのような役割のカードです。ただしマリガンでキープしづらく、序盤のテンポを意識するこのリストには合わないと判断し、不採用にしています。
ワンポイントと気持ちいい瞬間
ワンポイントは、後攻のエクストラPPの使い方です。先攻はテンポを取りやすく強いデッキであることは間違いありませんが、そのぶん後攻ではエクストラPPの使い方が非常に大事になります。けーけぃさんは、エクストラPPはどんどん切った方がいい派です。
この場面では次の動きが見えていません。それでも、仮に相手に「地害の加工人」を出されたとしても、受けに回りすぎていては勝てません。このリストは2コストを手厚く採用しているため受けのカードが15枚あり、「図書室の魔女・リリウム」のドローもあります。2枚ドローのうち1枚でもその15枚を引ければ、次のターンにつながります。
回していて一番気持ちいい瞬間は、序盤からテンポを取り続け、相手のやりたいことを一方的にさせずに勝てたときだそうです。緩急を使い分けた先にある、このデッキならではの勝ち方です。
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