【Bo10杯】めいす選手 vs 水銀燈選手

Bo10杯

攻めて崩すか、育てて押すか ― 環境に根を張る進化エルフと、対面ごとに顔を変えるAFネメシス

先攻5・後攻5、全10番で対面相性を深掘りするBO10杯。今回は めいす選手(進化エルフ)と 水銀燈選手(AFネメシス)の一戦。 長く環境に居座り続ける進化エルフに対し、AFネメシスは対面ごとに立ち回りをまるごと切り替えるデッキ。 この試合では徹底して“攻め”を選び、進化エルフのキーターンにおける理想の動きを先に潰しにいく――。 双方の読みが真っ向からぶつかる、緊張感の途切れない10番になりました。 結果はAFネメシスが7勝3敗で勝ち越し。事前に対策を練り込んだ水銀燈選手が、終始主導権を握る展開になりました。

BO10杯 6/14 水銀燈(AFネメシス) 対 めいす(進化エルフ) 対戦バナー
Illustration by 槲寄生之舞/Aelix
両デッキ
進化エルフ
めいす日本
元プロ / シャドバPS 最終選考 選出候補
BO10杯 公式日本語実況
勝ち筋:進化・超進化を軸に横展開と打点を両立し、ユエル&ソシエやオルテニア、ミューといった鍵札で盤面を作りながら押し切る
AFネメシス
水銀燈中国
SNCサーバー ネメシスCR 1位
勝ち筋:アーティファクトを合成・展開し、デストロイアーティファクトβ(突進・守護・破壊不可)などで盤面を制圧。対面に応じて攻守を切り替えて詰め切る
全10番 リザルト

総合スコア 進化エルフ 3 ― 7 AFネメシス AFネメシスが7勝3敗で勝ち越し。エルフの勝ち星は第3・第5・第9戦の3つ。前半5番(エルフ先攻)でもエルフは2勝3敗、後半5番(ネメシス先攻)はネメシスが4勝と、先攻・後攻を問わずネメシスがリードした10番になった。

先攻後攻勝者
1進化エルフAFネメシスAFネメシス
2進化エルフAFネメシスAFネメシス
3進化エルフAFネメシス進化エルフ
4進化エルフAFネメシスAFネメシス
5進化エルフAFネメシス進化エルフ
6AFネメシス進化エルフAFネメシス
7AFネメシス進化エルフAFネメシス
8AFネメシス進化エルフAFネメシス
9AFネメシス進化エルフ進化エルフ
10AFネメシス進化エルフAFネメシス
先攻=塗り/後攻=枠線 進化エルフ=エルフ勝ち AFネメシス=ネメシス勝ち
めいすさんが選んだ1試合
進化エルフ(先攻) AFネメシス(後攻)
めいす|第3戦(進化エルフ先攻)

本来この対面では、ユエル&ソシエへの超進化はあまり切りたくない一手。それでもハンドの都合上、この試合ではその一枚に頼らざるを得なかった場面です。ユエル&ソシエが活躍し、勝利をたぐり寄せました。

第3戦の盤面
第3戦の盤面 ©Cygames, Inc.

本来、この対面はユエル&ソシエに超進化を切ることはあまりしたくないのですが、ハンド上やむを得なかったので頼るしかないなぁと思っておりました。結果的にユエル&ソシエが活躍して勝利してくれたので、入れてよかったなと思います。

― めいす
水銀燈さんが選んだ1試合
AFネメシス(先攻) 進化エルフ(後攻)
水銀燈|第9戦・4ターン目(AFネメシス先攻)

4ターン目、アーティファクトカタパルト2枚とイカロスの飛翔2枚を抱えた有利な立ち上がり。守護・破壊不可のデストロイアーティファクトβを組むために暗獄の残光・ジャスパーを温存したい――その判断が分かれ道になった場面です。結果的に盤面を空にしてしまい、慈育の森人を処理しきれずに敗れました。

第9戦・4ターン目の盤面
第9戦・4ターン目の盤面 ©Cygames, Inc.

やはり「突進・守護・2ドロー・破壊不可」のβを作りたかったんです。自分の動きだけを考えているうちに、相手の特定ターンにおける理想ムーブを見失ってしまい、勝ちを逃す結果になりました。

― 水銀燈
総括 ― この対面の読み

めいす選手はこの対面を“かなり厳しい戦い”と読んでいました。進化エルフというアーキタイプが長く環境に居座り続けていることもあり、相手は十分に対策を練った上で当たってくる――そう覚悟しての10番。実際、リストの弱点を的確に突かれ、簡単には主導権を渡してもらえない展開が続きました。

対する水銀燈選手のAFネメシスは、対面ごとに立ち回りをまるごと切り替えるデッキ。対ミッドナイトメアでは守りを固める一方、この進化エルフ戦では徹底して“攻め”を選択しました。狙いは、進化後の奮励の追走・ミューを体力7で残す、慈愛の凛華・オルテニアの前に盤面を埋めておくなど、相手のキーターンにおける理想ムーブを先に潰しにいくこと。加えてリーサルを許さない体力管理、スカーレットの守護突破を見据えたアーティファクト種類の管理、合成用のアナライズ/エンシェントの確保……と、考えるべき要素は膨大でした。本人ピックの第9戦4ターン目、βを組みにいく判断が相手の理想ムーブを一手見落とす形になった場面は、その“考えることの多さ”を象徴する一戦だったと言えます。

対戦を終えて ― お相手へひとこと

本当に強い。只ひたすらに強い。そんな印象でした。こちらのリストをしっかり見て、何をすれば相手が嫌がるか?ということを徹底的に研究し、的確に弱点を突いてくる。言葉にすれば簡単ですが、実践は簡単ではありません。それを当たり前のようにやってきたので、本物のスーパープレイヤーだったなという印象です。お見事です。

― めいす

めいすさんが「元プロ&PS応募者」と聞いて、「えっ!?」ってなりました。正直すごく不安で、友人と何度もBO10の練習を重ねて本番に臨みました。でも実際に対戦が始まってみると、めいすさんの優しい挨拶のおかげで緊張がほぐれて、自分のやるべきプランがはっきり見えるようになりました。おかげでこの10戦、余すところなく楽しめました。めいすさん、対戦ありがとうございました!ぜひシャドバPS、最後まで進んでください。応援しています!

― 水銀燈
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