BO10杯とは?“勝敗を競わない”シャドバ国際対戦企画を運営に直撃!!!

Bo10杯

BO10杯 対戦イラスト
Illust: 槲寄生之舞・Aelix
BO10杯 公式パートナー

“勝敗を競わない”10番勝負 ― BO10杯とは何者か

先攻5、後攻5の全10番。使うデッキは事前に提出し、そして——勝敗は競いません。BO10杯は、少し変わった対戦企画です。勝者を決めるためではなく、ひとつの対面(デッキ同士の相性)を10番かけてとことん掘り下げ、その過程を観戦者と一緒に学びます。プロ、CR上位、そして国境を越えたトッププレイヤーたちが、真剣勝負の中で「このデッキは何ができ、この対面はどう転ぶのか」を解き明かしていきます。勝敗の先にある“理解”を見せる――それがBO10杯という場の正体です。

先攻5・後攻5=全10番使用デッキは事前提出勝敗を競わない

BO10杯とは

BO10杯は、プロ・CR上位・国際強豪が出場する非公式の対戦企画です。出場者は使用デッキを事前に提出し、ひとつの対面を先攻5戦・後攻5戦の計10番で戦います。1勝1敗を競うのではなく、同じ対面を10回繰り返すことで、デッキの可能性や対面相性、先攻・後攻による有利不利の揺れを浮かび上がらせる――観戦者が「学べる」ことに主眼を置いた設計です。

開催は週末の夜が中心で、奇数月は5戦、偶数月は3戦が目安。日本・韓国、そして海外のトッププレイヤーが集う国際的な企画で、対戦は多言語で実況配信されます。

成り立ち

BO10杯は、もともと yokidou さんと Zhangyue616 さんの主催による、中国国内で行われていたデッキ相性確認のためのイベントでした。転機となったのは、Mishadow51選手のWGP準優勝。「これを国際戦にしたい」――そう動き出したことで、企画は国境を越え、日本・韓国、そして海外のトッププレイヤーが集う場へと姿を変えていきました。

運営体制と多言語実況

BO10杯を支えているのは、国際的で組織だったチームです。対戦は複数の言語で同時に届けられ、専属のイラストレーターが毎回の対戦メインビジュアルを手がけています。

日本語めいす さん(@Satans_servant_)/ Dice-K さん(@Dice_k31
韓国語Winter Cloud さん(@winteokeul1411
英語Nero さん(@lNeroTV
中国語yokidou さん・Zhangyue616 さん・Aelix さん

このほか、選手・実況者の招待や連絡、通訳、広報など、国境をまたぐ運営を分担で回しています。

運営メンバー

Zhangyue616
Zhangyue616主催

「章鱼哥Official」の名で知られる、中国シャドウバース界隈のKoL。初代から最速GMレースの常連で、論理的な攻略記事で多くのプレイヤーを助けてきた。OTK天晶ウィッチなど流行デッキの生みの親でもあり、プレイヤーとしても最前線で活躍。BO10杯ではトップ主催を務める。

主な実績:「暗黒のウェルサ」最速GM/「伝説の幕開け」マスターNo.9/「アポカリプス・パクト」最速ビショップBEYOND&瞬間CR1位、ウィッチ瞬間CR1位

Q. BO10杯を一言で言うと、どんな「場」ですか?

一流プレイヤーが自分のプレイやデッキ理解を披露し合い、切磋琢磨を通じて互いに知り合い、友人になっていく場です。そしてシャドバコミュニティの多くのプレイヤーにとっては、対局の参考や学習材料になり、特定のマッチアップの優劣を検証することで、最終的に皆で成長していける場でもあります。

Q. BO10杯に関わる中で、特に印象に残っていることは?

最も印象的で緊張したのは、初めて国際版のBO10杯を開催した時です。まだ鰆餃子さんが加わる前で、対戦相手はWGP2025優勝のDFMユーリ選手と、当時のチームメイトのSpicies選手でした。準備を万全にするため、ビジュアル・テキスト・進行フローをすべて自分で最低5回は確認し、複数の友人にも何度もチェックしてもらいました。無事に開催できて本当に良かった。このときの一連の流れが、その後のBO10杯の運営フローとして受け継がれています。

Q. 「勝敗を競わない」形式や、先攻5・後攻5=全10番の設計に、どんな狙いを込めましたか?

趣旨は、十分なサンプル数で1〜2戦の運に左右されず、デッキの相性や強弱を検証することです。10試合行うからこそ、「不利」と判断された側の選手が、苦しい状況からどう突破口を見つけ出すのかまで明確に見えてきます。より信頼性の高い結果と魅力的な試合のために、過去の成績やCRを基準に「そのデッキを最もよく使いこなすトッププレイヤー」を選んでいます。
もう一つの特徴は「ちょうど良い試合時間」です。転換や休憩がなく、選手も視聴者も切れ目なく白熱した試合を楽しめる。10試合は十分なサンプル数を保ちつつ選手の負担になりすぎず、1時間半〜2時間半という尺も、ライブ観戦にも後日のアーカイブ学習にもちょうど良いバランスです。

Q. 使用デッキを事前に提出してもらうのは、なぜですか?

参加選手の多くはこの機会をとても大切にしていて、試合前に対戦相手が使うであろうデッキの使い手へ自ら声をかけ、同じデッキで4〜5回の練習試合を行うこともよくあります。私たちは試合の4〜5日前までに両者のデッキを確定させます(提出が出揃った後にのみ、お互いに公開)。これでデッキ情報の鮮度を保ちつつ、選手に十分な練習時間を確保し、試合をより専門的で魅力的にしています。デッキが決まれば、それに合わせて宣伝やイラスト制作も計画的に進められます。

Q. 日中韓そして海外をまたいで運営することの、難しさと面白さは?

最も難しいのは、全体の調整・組織化・情報共有です。試合のたびに複数言語の実況者とやり取りし、更新や調整があれば即座に各所へ伝えなければなりません。ここで改めて、選手と実況者の窓口を担ってくれている鰆餃子さんに感謝したいです。試合前の連絡、出場・デッキ情報の確認、多言語実況者との調整やスケジュール変更の伝達、当日のその場での対応——煩雑ながら重要な調整を一手に引き受けてくれていて、彼のおかげで言語圏を超えた試合がスムーズに運営できています。
最も面白いのは、間違いなく新しい友人が絶えないことです。準備でお互いに親しくなり、試合が終わる頃にはパートナーから友人へと関係が変わっている。毎回のように新しい繋がりが生まれ、次の機会を楽しみにまたご一緒できる——この感覚こそ、主催として何より報われる瞬間です。

Q. 第一線で戦うプレイヤーとして、主催の立場で「観てほしい対面」をどう選んでいますか?

まず一人目の選手を決めます。Xで今シーズン優秀な成績(最速BEYOND・瞬間CR1位・プロ選手)のプレイヤーに声をかけ、参加意思を確認したら、戦いたいデッキ・避けたいデッキを打ち合わせます。その中から特に「選手本人の理解とみんなの印象が微妙に異なる」マッチアップを優先的に組みます。さらに現環境で最も普遍的・代表的な対局を選ぶことで、学びたい一般プレイヤーにも、試合を控えたトッププレイヤーにも、大きな戦略の考え方からキーターンの立ち回りまで得るものがある対局になります。目指すのは、毎回のBO10が「観て面白く、かつ学びのある」対局であることです。

鰆餃子
鰆餃子主催・通訳/広報

プロの翻訳者でゲーマー。ゲーム会社で長年ローカライズに携わってきた。Zhangyue616さんの攻略記事のファンとして出会い、BO10杯の国際化を機に合流。いまでは阿吽の呼吸の相棒として、日本・韓国・欧米の選手や実況者の招待・連絡・通訳、そして広報全般を担う。

Q. BO10杯を一言で言うと、どんな「場」ですか?

理系出身の私にとって、BO10杯は一種の“実験室”です。様々な地域のトッププレイヤーがそれぞれのプレイを披露し、デッキの強度や相性を検証する場。観る人がみんな、何かしらの学びを得られる場だと思っています。

Q. BO10杯に関わる中で、特に印象に残っていることは?

毎回の対戦カードの告知文を書くとき、その対決の「ストーリー性」をとても大切にしています。選手は誰なのか、どこから来てどんな成績を残してきたのか、使うデッキの特徴は何か。それらを、まるでプロレスのイベント告知のような「煽り」に仕上げていきます。正直なところ、これを書くのは本当に楽しいです。

Q. 普通の対戦企画や大会と「ここが一番違う」と感じるのは?

BO10杯は、単純な勝ち星の数を追い求めません。むしろ参加選手には「普段ランクマで使っているデッキ」を使ってもらうようお願いしています。対戦相手に合わせて調整するのではなく、それによって変数を極力減らし、「実力を示す」と「デッキの強度・相性を検証する」という本来の目的を達成しています。この点は本当に、科学の研究に似ています。

Q. 日本の競技勢に、BO10杯のどこを一番見てほしいですか?

まずは私たちの趣旨、「デッキの強度・相性を検証する」という部分。そして同時に、選手が自身の実力を存分に披露する場でもあること。また、私たちはSNCサーバー(中国)のトッププレイヤーを積極的に招待しているので、日本のトッププレイヤーにとっても、これまでとは異なる考え方や刺激を得られる国際交流の機会になっています。

Q. 多言語の実況体制を整えるうえで、大事にしていることは?

できる限り実況者の立場に立って考え、彼らが必要とするすべての情報を事前に準備するよう心がけています。試合は何時に始まるのか、両者はどんなデッキを使い、どこから来た選手で、どんな成績を残してきたのか、名前は日本語・英語・韓国語でどう発音するのか。突き詰めれば、それは誠実さと敬意に他なりません。

林梵
林梵スポンサー

ロイヤルを愛し、全環境でロイヤルBEYONDを達成してきたプレイヤー。以前から「自分で大会を開きたい」という思いを持っており、BO10杯チームに合流。現在はスポンサーとして企画の中核を支えている。

Q. BO10杯を一言で言うと、どんな「場」ですか?

選手が持てる力を存分に発揮できる、熱く燃えるリングだと思っています。

Q. BO10杯に関わる中で、特に印象に残っていることは?

私が運営に加わったのはつい先日のことです。それ以前にも自分で似たようなイベントを開こうとしたことがありましたが、その時は何から手をつければいいか分からず頭を抱えていました。その後、Zhangyueさんたちと出会ってからは、たくさんの難しい問題がすっと解決していきました。

Q. 普通の対戦企画や大会と「ここが一番違う」と感じるのは?

観る人がデッキの使い方や戦略を学べるだけでなく、とても気軽に参加できる国際交流戦の場でもあります。日本、STO、SNC、SKO、SVO——様々な地域のトッププレイヤーを頻繁に招待することで、お互いに刺激を与え合い、共に高め合えています。

Q. BO10杯を支援しようと思った理由を教えてください。

私自身、シャドバプレイヤーの一人として、このゲームのために何かしたいとずっと思ってきました。BO10杯チームの活動に強い魅力を感じ、彼らと一緒にこの想いを形にしたいと考えたのがきっかけです。

Q. このイベントのどこに価値を感じ、今後どうなってほしいですか?

BO10杯は観る人に学びを提供し、選手には活躍の場を与えています。シャドウバースコミュニティ全体にとっても良い影響をもたらすイベントだと思います。これからも安定して長く続いていき、世界中のさらに多くのトッププレイヤーが集う場になってほしいと願っています。

BO10杯 対戦イラスト
Illust: 槲寄生之舞・Aelix
Aelix
Aelixイラストレーター・選手

SNC(中国公式大会)の選手にしてイラストレーター。2022年SNCサマーシーズン準優勝、同年ベスト8の実績を持つ。現在はプロのイラストレーターを目指して活動中。Zhangyue616さんの友人としてBO10杯チームに合流し、対戦メインビジュアルのイラスト・デザインを担当している。

Q. BO10杯を一言で言うと、どんな「場」ですか?

選手としては、デッキの検証と実力を示すための“リング”。イラストレーターとしては、自分の情熱を注ぎ込み、技術を磨くための“舞台”です。

Q. BO10杯に関わる中で、特に印象に残っていることは?

対戦イラストは制作期間が非常に短いのが特徴で、選手のデッキと使うキャラが確定してから、描き始めて納品するまで普通は4〜5日しかありません。毎回無事に間に合わせられているのは、槲寄生之舞先生の神がかった速さあってこそです。今ではもう慣れましたが(笑)。一番印象的だったのは、週に2試合も組まれた時——ほぼ一週間、ずっとビジュアル制作にかかりきりでした。

Q. BO10杯のビジュアルで一番見てほしいところは?

対戦イラストの最終デザインは私が担当しています。ぜひ、毎回のポスターに使われている“フォント”や“背景の仕上がり”に注目していただけると嬉しいです。

Q. 対戦サムネ(選手イラスト)の制作で、こだわっている点は?

キャラクターを描く際に最も大切にしているのは、そのキャラ本来の特徴と雰囲気をどう表現するかです。まずカードパックのテーマに合わせて全体のトーンを決め、キャラクターやデッキに合った配色や特徴的なフォントを選び、最終的にどんな一枚が観客の目に映るのかをじっくり考えながら仕上げます——その対戦の「ストーリー」が伝わるように。

Q. 選手やクラスをビジュアルに落とし込むとき、意識していることは?

フォントと背景が、私が常にこだわる二つの重要なポイントです。選手の名前は長さも様々で、漢字・仮名・アルファベットが混在することもあります。そのため毎回、日本語・中国語・英語のフォントを丹念に調べ、その選手の持つ力や気迫を最もよく表現できるものを選び抜いています。背景も、単にクラスやデッキのメインカラーを示すだけでなく、様々なエフェクトを加えることで印象を大きく変えられます。学んできたデザインの知識や技術を積極的に取り入れ、より目を引く美しい対戦イラストを目指しています。

BO10杯 対戦イラスト
Illust: 槲寄生之舞・Aelix
槲寄生之舞
槲寄生之舞イラストレーター

中国シャドウバース界隈で熱く活動するイラストレーター。「破壊の団結者」が最押し! 美麗なイラストはもちろん、彼女作のネタ画像でも広く知られる。Zhangyue616さんと鰆餃子さんのスカウトでチームに合流し、対戦メインビジュアルのイラストを担当している。

Q. BO10杯を一言で言うと、どんな「場」ですか?

私にとってBO10杯は、トッププレイヤーの考え方や技術を学べるイベントであるだけでなく、国際的なイベントでもあります。様々な国や地域の選手たちが対戦する姿を見ていると、シャドウバースを介して世界が繋がっているように感じられるからです。

Q. BO10杯に関わる中で、特に印象に残っていることは?

数パック前の話ですが、「次は秘術ウィッチ対ドラゴン」と聞いて、「暴食のアナテマ・ララアンセム」の下書きを描いていた時のこと。いざ選手からデッキが提出されてみると……あれ?このデッキにララアンセムが入っていない……?(笑)

Q. 対戦サムネ(選手イラスト)の制作で、こだわっている点は?

リーダーの対戦開始時の「ぶつかり合うポーズ」を参考に描くことが多いので、最も大切にしているのは「今まさに試合が始まろうとしている」感覚の表現です。迫力が出て、試合前の雰囲気を盛り上げる対戦イラストに最適だと思っています。もう一つは、選んだキャラクターの性格。同じキャラでも戦いの場に臨むときの反応や表情はそれぞれで、その違いを表現できるのが、私には特に面白い部分です。

Q. 選手やクラスをビジュアルに落とし込むとき、意識していることは?

まず両選手のデッキリストを確認し、そのデッキでしか採用されないカードや絶対的なキーカードを、レアリティに関わらず優先的に描くようにしています。そうするとデッキの特徴が伝わりやすくなり、普段あまり日の目を見ないブロンズ・シルバーカードが活躍する機会にもなります。毎回違うカードを描くので、悩ましい選択を強いられることも。前回ミルティオナイトメアを描いた時は「旧き天眼・ビバティー」と「勇気に満ちし者」のどちらにするか本当に迷い、最終的にニュートラルの「勇気に満ちし者」を選びました。それが今期のミルティオナイトメアを最も象徴する一枚だと、私自身も思っています。

BO10杯 対戦イラスト
Illust: 槲寄生之舞・Aelix
Mishadow51
Mishadow51開催協力・選手

2025 SNC王者にしてWGP準優勝。Varrelの指名を受け、まもなくシャドウバースのプロシーンで活躍するトッププレイヤー。BO10杯国際化のきっかけを作った立役者であり、DFMユーリ選手など各プロ選手の招待も彼の尽力によるもの。今後もBO10杯を応援・協力していく。

Q. BO10杯を一言で言うと、どんな「場」ですか?

シャドバプレイヤー同士の交流を促進し、選手と視聴者のゲーム理解を高めるために開催されている、ハイレベルな対戦の場です。

Q. BO10杯に関わる中で、特に印象に残っていることは?

実は運営は私の主な役割ではなく、どちらかと言うと練習に時間を使っています。ただ、選手として実際に参加したSpicies選手との一戦(奇数ビショップ vs 進化エルフ)は、今でもとても強く印象に残っています。

Q. 普通の対戦企画や大会と「ここが一番違う」と感じるのは?

大きく異なる点が一つあります。お互いのデッキが公開された状態で、10試合という長い戦いの中で選手が試行錯誤しながら調整できることです。そのため、特定の対面、さらには特定の相手に対する長期的な戦略や対応力を非常に重視します。これはランクマッチや他の大会とは大きく違う点です。しかもそこで磨かれた戦略は、後日同じような対面に遭遇した時、すぐに貴重な経験として活かせます。

Q. トップ選手から見て、BO10杯にはどんな意義があると感じますか?

選手としては、世界中のトッププレイヤーの素晴らしいプレイを見られること(ユーリ選手は初期から出場していますが、彼の奇数ビショップはまさに隙がありませんでした)、そして異なるコミュニティのプレイヤー同士の理解を深める交流に貢献できること——それだけで十分に価値があります。コミュニティ全体にとっては、様々な国や地域の距離を縮め、交流のチャンネルを増やしたい。私自身が成長してきたSNCコミュニティには、皆が楽しめる番組で恩返しができればと思っています。WGPでmango選手やshincha選手など多くの選手と本当に楽しく交流でき、その親切さに触れて、異なる地域のプレイヤー同士がもっと結束すべきだと強く感じました。

Q. 出場してみての実感、他の大会との違いは?

特定の対面に対する理解の「深さ」がより試される大会だと感じました。広さではなく、深さです。Spicies選手とのBO10でも、事前に同じ構築で何度も練習試合を行い、両者とも「奇数ビショップが有利」という認識で一致していました。しかし本番では、Spicies選手が採用していた「自然の妖精姫・アリア」の役割が非常に大きく、私が想定していた『体力を犠牲にしてリソースを稼ぐ』プランがまったく機能せず、最後まで有効な対策を打ち出せませんでした。

Q. 競技的に見て、この10番形式ならではの面白さ・難しさは?

自分のプレイスタイルやデッキ構築のほんの少しの弱点が、相手に徹底的に突かれる可能性があることです。参加者の多くは大会での好成績か、ランクマッチでトップクラスのCRの持ち主。長期的な戦いの中で試行錯誤するうち、選手それぞれのスタイルはより明確になっていきます。両者の「ソフトスキル」(プレイの癖、思考速度、読み合い、適応力など)が高いほど、多くの「これでいけるだろう」という戦略はまったく通用しなくなる。もはやデッキ同士の駆け引きだけでなく、画面の向こうにいるプレイヤー同士のスタイルのぶつかり合いです。デッキの対決が、やがてプレイヤー同士の真剣勝負へと変わっていく——これこそ、この形式の難しさであり、同時に面白さだと感じています。

Q. 海外やプロを巻き込むうえで、大事にしたことは?

正直、この質問は少し難しかったです。そもそも私にとって「プロ選手」と言えるのは、私以外はほとんど日本の選手たちですから(笑)。私は単純に、自分が知っている選手たちを誘って対戦してもらい、ついでに様々な地域をカバーできるよう心がけただけです。シャドバは「やってみなければわからない」ゲームで、一度BO10で戦えばお互いをより深く理解し、友達にもなれる。だから「このプロ選手を招待しよう」と狙って考えたことは実はあまりなくて、私にとって来てくれるプレイヤーはみんなトッププレイヤーです。そういう人同士が真剣に競い合い、交流し、自分のプレイを披露する機会を得て、観客も素晴らしい試合で対局の理解を深められれば、それで十分満足です。

BO10杯 対戦イラスト
Illust: Aelix・难九Anan

観戦者にとっての価値、そしてこれから

BO10杯が見せてくれるのは、勝ち負けの記録ではなく「考え方」です。同じ対面を10番繰り返すからこそ見えてくる相性の機微、先攻・後攻で変わる景色、トッププレイヤーの一手に込められた意図――それらは、観戦するすべてのプレイヤーにとって学びになります。

Dexelは公式パートナーとして、この企画を記事と対戦アーカイブの形で残していきます。配信は流れて消えても、ここに来れば、いつでもその試合と思考に出会える。まずは実際の対戦を、公式チャンネルで体感してみてください。

BO10杯 運営スタッフ

運営主催:Zhangyue616(@zy616161)/鰆餃子(@sabamisoni124
スポンサー:林梵(@Haruichi319
イラストレーター:Aelix(@AelixQAQ)/槲寄生之舞(@946903431Hummle
開催協力:Mishadow51(@Mishadow51
公式実況:【日本語】めいす(@Satans_servant_)・Dice-K(@Dice_k31)/【韓国語】Winter Cloud(@winteokeul1411)/【英語】Nero(@lNeroTV)/【中国語】yokidou・Zhangyue616・Aelix

※本記事は、BO10杯運営の許諾のもとDexelがパートナーとしてBO10杯を紹介するものです。ゲーム画像・カード名等を掲載する場合は © Cygames, Inc. を明記してください。Dexelは、Cygamesと提携関係にあるものでも、Cygamesが推薦・スポンサーするものでもありません。