【ランプドラゴン・Dexel Rising Cup 優勝】Shu.さん マリガン・立ち回りガイド 採用候補カード掲載 ≪神殺し・アナテマ≫

ドラゴン

3人1組のチーム戦で行われたDexel Rising Cupを制したのは、チーム「beyondcanyon」でした。そのリーダーとして参加されたShu.さんが持ち込んだのが、今回ご紹介するランプドラゴンです。シャドウバースWorlds Beyondのリリースから始め、今年大会に出始めたばかりという17歳(高校3年生)が、チームを優勝へと導きました。本稿では、その優勝構築をご本人インタビューのもとで掘り下げていきます。

概要

Shu.さんがDexel Rising Cupを優勝に導いたランプドラゴンです。序盤を2コストフォロワーと「烈絶の顕現・ガルミーユ」で丁寧に捌きながらランプし、「焦灰のアナテマ・バーンドナイト」の起動から進化権を1つ温存して盤面をいなし、「干絶の顕現・ギルネリーゼ」の回復と「烈絶の滅牙」の蓄積を絡めて「律する《正義》・イランツァ」で勝ち切る——受けと攻めを両立させた構築になっています。

本稿ではご本人インタビューのもと、マリガン・対面別立ち回りガイドに加えて、採用候補カードなども掲載しています。ランプドラゴンを使用している方も、これから始めることを検討している方も必見の内容です。ぜひご覧ください。

デッキリスト


マリガン

「烈絶の顕現・ガルミーユ」・「竜の啓示」を軸に、相手に応じて「世界の味方・ゾーイ」や、「竜の啓示」+「世界の味方・ゾーイ」+「焦灰のアナテマ・バーンドナイト」のセットキープを狙うのが基本です。対面別の具体的なキープを以下に記載します。

進化エルフ
・先手は「烈絶の顕現・ガルミーユ」・「竜の啓示」をキープし、「銀氷の竜少女・フィルレイン」+「竜の啓示」はセットでキープします。
後手はこれに加えて、「世界の味方・ゾーイ」と、「喧伝の龍人」+「竜の啓示」のセットもキープします。
・なお配信卓では、後手にガルミとゾーイの両方が見えた場面がありましたが、Shu.さんは両方を持つのが個人的に好みではないためゾーイを返しています。
両方キープする方も多く、ここは個人差が出るところとのことです。実際の場面が、下の画像です。

配信アーカイブより。後手で「烈絶の顕現・ガルミーユ」・「世界の味方・ゾーイ」が揃って見えた場面だが、両方をキープせず「世界の味方・ゾーイ」を返している。ここは好みが分かれるポイント。

連携進化ロイヤル
先手は「侮蔑の国」・「竜の啓示」・「烈絶の顕現・ガルミーユ」をキープし、後手はこれに加えて「怠惰なる波揺花」もキープします。今回が公開制だったため、エンハンス対面ではマリガンで「侮蔑の国」を返していました。

秘術ウィッチ
先手・後手とも、「竜の啓示」・「烈絶の顕現・ガルミーユ」・「世界の味方・ゾーイ」をキープします。

ランプドラゴン(ミラー)
先手・後手とも、「竜の啓示」・「世界の味方・ゾーイ」・「烈絶の顕現・ガルミーユ」・「銀氷の竜少女・フィルレイン」をキープします。

ミッドレンジナイトメア
先手は「侮蔑の国」・「怠惰なる波揺花」・「竜の啓示」・「銀氷の竜少女・フィルレイン」・「喧伝の龍人」・「烈絶の顕現・ガルミーユ」をキープし、後手はこれに加えて「干絶の顕現・ギルネリーゼ」もキープします。

ビショップ
先手・後手とも、「竜の啓示」・「世界の味方・ゾーイ」・「焦灰のアナテマ・バーンドナイト」をキープします。

AFネメシス
先手は「烈絶の顕現・ガルミーユ」・「竜の啓示」・「侮蔑の国」をキープし、後手はこれに加えて「怠惰なる波揺花」もキープします。


立ち回り

進化エルフ

ランプできないと勝てないため、相性は微不利です。
・序盤・中盤は、「空の命運を握る少女・ルリア」以外の2コスト(「銀氷の竜少女・フィルレイン」・「喧伝の龍人」・「怠惰なる波揺花」・「侮蔑の国」)と「烈絶の顕現・ガルミーユ」で捌きたいところです。
・「慈愛の凛華・オルテニア」で詰まされないよう、「焦灰のアナテマ・バーンドナイト」・「《世界》の提示」・「銀氷の吐息」は残しておきたいです。
・理想は「干絶の顕現・ギルネリーゼ」絡みで「烈絶の滅牙」を2〜3枚以上蓄えること。
これにより「新緑のフェアリー」を貫通して疾走を通せるようになります。
・配信卓では、「慈愛の凛華・オルテニア」の回答として「《世界》の提示」と「運命の黄昏・オーディン」+「サンダーレイジ」があったため、オルテニアの前に「焦灰のアナテマ・バーンドナイト」の超進化を切ることができました。
下が、その場面のアーカイブです。

進化連携ロイヤル

相性は有利です。
・連携対面は、序盤からライフを守りたいです。
・「天司長の後継・サンダルフォン」/「ケンタウロスの騎士」の10点ライン、「統音のアナテマ・ギルダリア」+「天司長の後継・サンダルフォン」の13点ラインは常に意識します。
・基本的にはエンハンス・連携いずれも、「焦灰のアナテマ・バーンドナイト」起動から進化権を1つ残し、ずっと盤面をいなして「律する《正義》・イランツァ」で勝ちます。
・「寛厳の音帥・セザール」は「《世界》の提示」1枚では返せないので、「烈絶の滅牙」の2枚目を抱えておきたいです。
・エンハンス「世界の味方・ゾーイ」もめちゃくちゃ強いので、厳しい場面では「世界の味方・ゾーイ」→「律する《正義》・イランツァ」を決めれば勝てます。
・「烈絶の顕現・ガルミーユ」が無いときの「侮蔑の国」は価値が非常に高いため、2ターン目には出さず温存します。

秘術ウィッチ

相性は微不利〜五分です。
・秘術対面は、受けに回ったり長引いたりするとドラゴン側が苦しくなって勝てません。
自分の動きを相手に押し付けたい対面です。
・最近は「アダマントアルケミスト・ノーマン」を減らしているリストも増えてきたので、「干絶の顕現・ギルネリーゼ」のドレインケアだけは意識します。
・長引くと勝てないため、最速の「焦灰のアナテマ・バーンドナイト」・「律する《正義》・イランツァ」を目指します。

ランプドラゴン(ミラー)

・ランプも大事ですが、それ以上に顔(リーダー)を詰めることが大事です。序盤の2点・4点が勝敗に直結します。
・特に「銀氷の竜少女・フィルレイン」の単面は、相手の「烈絶の顕現・ガルミーユ」・「世界の味方・ゾーイ」に対して強く働きます。
・「律する《正義》・イランツァ」の超進化で「焦灰のアナテマ・バーンドナイト」の超進化を取るために、「烈絶の滅牙」を回収できているかもかなり重要です。
・なお今回の構築は、2デッキ目の相方がクレストビショップだった都合で、4コストのランプ札・「断頭の斬姫・サガツマツ」・「クラゲの舞姫」など、ミラーで強いカードが入っていません。そのため基本的にはミラー不利です。

ミッドレンジナイトメア

相性は、ミッドレンジは微不利ほどです。(ミルティオ対面は不利)
・序盤から面を捌いてライフを守りたいです。
・「デッドプレゼンター・マクミラン」の盤面が非常に重いので、「烈絶の滅牙」をなるべく貯めるか、「デッドプレゼンター・マクミラン」が来たら勝ちという状況を作ることを意識しています。
・「デッドプレゼンター・マクミラン」以外だと、「傍死のアナテマ・徒姫」進化くらいしか強い盤面除去がないため、「焦灰のアナテマ・バーンドナイト」は「デッドプレゼンター・マクミラン」の前に出したいです。
・回復(「干絶の顕現・ギルネリーゼ」・「律する《正義》・イランツァ」)で受けるだけでは勝てません。
「烈絶の顕現・ガルミーユ」を「干絶の顕現・ギルネリーゼ」でバフし、7/3疾走になった「烈絶の顕現・ガルミーユ」+「干絶の顕現・ギルネリーゼ」超進化の5回復・「烈絶の滅牙」を絡めて「処理しつつ・回復しつつ・顔を殴る」ムーブが非常に強力です。

アミュレットビショップ

相性はクレストビショップが不利(ほぼ勝てません)、アミュレットビショップが微有利です。
クレストビショップは厳しいため、ここではアミュレットビショップ対面について解説します。
・最速「焦灰のアナテマ・バーンドナイト」を考えてPPを使います。「空の命運を握る少女・ルリア」もサーチとしてしか使いません。
・とにかく攻めます。
「旧き天書・リアントース」後は受け側に回ると勝てないので、とにかく相手に受けさせる展開を作ります。
「烈絶の顕現・ガルミーユ」もエンハンスで使い、「銀氷の吐息」で最速「旧き天書・リアントース」を置かせないようにします。
「運命の黄昏・オーディン」で「救済の聖典」・「光の香炉」・「崇高の天書」を消します。
・安易な進化顔はしません。「次に相手の回復札がなければ勝ち」のような明確な意図がある場面以外では切らない、という方針です。
・進化権は「焦灰のアナテマ・バーンドナイト」に1回、残りは「律する《正義》・イランツァ」に、という勢いで使います。

AFネメシス

・AF対面の立ち回りは、ミッドレンジナイトメアとほぼ同じです。
・「虚刻のアナテマ・スカーレット」に対して「律する《正義》・イランツァ」で返すのが非常に強力です。


採用候補カードと入れ替えの検討

断頭の斬姫・サガツマツ」
「干絶の顕現・ギルネリーゼ」で「断頭の斬姫・サガツマツ」をバフしつつ回復できる動きが強力です(「運命の黄昏・オーディン」ではできません)。採用するなら「運命の黄昏・オーディン」と入れ替えです。
今回はクレストビショップとドラゴンの2デッキ持ち込みだったため、破壊ネメシスを意識して「運命の黄昏・オーディン」を採用しました。

「焦龍の午睡」
ミルティオナイトメアに弱い持ち込みなら、十分に有りです。

「退屈な睥睨」
個人的にはかなり評価が低いカードです。アミュレットビショップを見るなら有りかもしれません。ドラゴンミラーでも都合よく引ければ強いものの、基本的にはテンポを犠牲にするため強くはありません。


Shu.さんについて

最後に、Shu.さんご自身について少し紹介します。

17歳・高校3年生。シャドウバースはWorlds Beyondのリリースから始めたそうです。好きなデッキは財宝ロイヤルやミルティオナイトメアのような、攻め攻めのデッキ。メタゲームを考えるのも楽しい、とのことでした。
大会への参加は今年からで、実績はRAGE day2進出が1回。そして掲げる目標は「大型大会のファイナリスト」です。

Worlds Beyondから始めて1年と経たないうちにDexel Rising Cupを制したShu.さんの、次の大舞台での活躍に注目です。