序盤を許しても捲り切る ― ミッドレンジナイトメアとランプドラゴンの10番
先攻5・後攻5、全10番で対面相性を深掘りするBO10杯。今回はオーナーの 雪雪選手(ミッドレンジナイトメア)と、ゲストの 味噌日選手(ランプドラゴン)の一戦。 ランプドラゴンはノマグダラを軸に盤面を押し広げながら顔を詰め、ミッドレンジナイトメアはその圧力を受け止めつつ 墓地を稼いでマクミランで押し返す――両者のリソース勝負が焦点になりました。 結果はミッドレンジナイトメアが7勝3敗で勝ち越し。初戦を落とし、終盤も一進一退となりましたが、 中盤の6連勝が最後まで効いた一戦でした。
初代シャドウバースから戦い続ける古参プレイヤーです。SNC 2022 ベスト8の実績を持ち、現在はSNCスクリム企画「SWI」の主催者としても活動しています。BO10杯やPremiere Series(PS)の解説・実況も務め、その知見と人柄で多くの選手から信頼を集めています。
さらに、日々多くのSNC選手たちの相談役としても尽力しており、壁打ち練習や戦術指導、アドバイスまで幅広くサポートしています。SNCコミュニティを陰で支える”裏方的支柱”としても欠かせない存在です。
ドラゴンクラスを主戦場とし、CR最終1位も獲得した実力者です。「ドラゴンと言えばこの人」と言われる存在の一人です。配信では常に楽しみながらプレイするスタイルが持ち味で、その人柄に惹かれるファンも多くいます。気になった方はぜひ一度、配信を覗いてみてください。
総合スコア ミッドレンジナイトメア 7 ― 3 ランプドラゴン ミッドレンジナイトメアが7勝3敗で勝ち越し。初戦をランプドラゴンに奪われたものの、第2〜7戦を6連勝で切り返し試合の主導権を握りました。終盤は第8戦・第10戦をランプドラゴンが返すなど一進一退となりましたが、中盤の連勝が最後まで効き、雪雪選手が押し切る形に。両者とも「振れ幅の大きい、噛み合い次第で結果が変わる対面」と口をそろえています。
| 番 | 先攻 | 後攻 | 勝者 |
|---|---|---|---|
| 1 | ナイトメア | ドラゴン | ドラゴン |
| 2 | ナイトメア | ドラゴン | ナイトメア |
| 3 | ナイトメア | ドラゴン | ナイトメア |
| 4 | ナイトメア | ドラゴン | ナイトメア |
| 5 | ナイトメア | ドラゴン | ナイトメア |
| 6 | ドラゴン | ナイトメア | ナイトメア |
| 7 | ドラゴン | ナイトメア | ナイトメア |
| 8 | ドラゴン | ナイトメア | ドラゴン |
| 9 | ドラゴン | ナイトメア | ナイトメア |
| 10 | ドラゴン | ナイトメア | ドラゴン |
相手(雪雪選手)がタイトロープキャットで盤面を広げてきた場面。味噌日選手はここで全除去を選ばず、あえてサガツマツで顔を詰める判断を取りました。ノマグダラを温存して後ろのターンに回すことで、ガロゼットのケアをしながら攻める形を作ろうとしていたといいます。
ノマグダラを後ろのターンに回すことでガロゼットのケアをできる様に展開できればと考えていました。
― 味噌日さんそのターン、やむを得ず「夜の唱のライブ」で盤面を処理したことで墓地が足りず、マクミランを出せない状況に陥っていた場面。墓地を稼ぐために複数のフォロワーを場に出したものの、手札に他のダメージ源がなく、相手のバハムートが強く警戒されました。相手はルリアを展開しており、次のターンにバハムートを引かれる可能性も十分にある状況。幸い相手はバハムートを引き当てず、雪雪選手はなんとか墓地を貯め切ってマクミランを通すことができたといいます。
そのターンやむを得ず「夜の唱のライブ」を打って盤面を処理したため、墓地が足りずマクミランが出せない状況でした。そこで墓地を稼ぐためにいくつかフォロワーを出したのですが、手札に他にダメージ源がなかったため、相手のバハムートが非常に怖かったです。ルリアを出してきて、次ターンにバハムートを引く可能性が十分にある状況でした。幸いにも相手は引けず、なんとか墓地を貯めてマクミランを打つことができました。
― 雪雪さんこの対面の中心にあったのは、SNC環境で数を増すドラゴンに対して、雪雪選手のナイトメアがどこまで戦えるかという一点でした。雪雪選手自身、環境にドラゴンが多いことを踏まえてある程度ドラゴンを意識した構築を組んでいたと振り返ります。対して味噌日選手のランプドラゴンには、中速ナイトメア相手だとやや噛み合いにくいカードも含まれていたとのこと。実際の対局でも、バハムートの脅威度の高さや、3コストのバアルがドラゴン側に強いプレッシャーをかける場面が印象的だったと雪雪選手は分析しています。象徴的だったのが本人ピックの第9戦・8ターン目。「夜の唱のライブ」で盤面を処理した影響でマクミランが出せない状況に陥りながらも、フォロワーを並べて墓地を稼ぎ、相手がキーカードのバハムートを引かなかったことにも助けられて、土壇場でマクミランを通し切りました。
一方の味噌日選手は、この対面を「振れ幅が大きく、ドラゴン側は顔を詰める意識と自身のライフ管理が重要なマッチアップ」と分析します。本人ピックの第8戦・5ターン目では、相手のタイトロープキャットによる面展開に対して全除去を選ばず、あえてサガツマツで顔を詰める判断を選択。ノマグダラを後ろのターンに温存してガロゼットのケアも両立させる、先を見据えた組み立てでした。結果的には初戦と終盤の第8・10戦をランプドラゴンが押さえたものの、中盤の6連勝を許したことが最終スコアを分けた形です。ナイトメア側の「墓地を稼いでマクミラン」という勝ち筋と、ドラゴン側の「顔を詰めてライフ管理」という勝ち筋がせめぎ合う、一手のミスも許されない対面だったと言えそうです。
自分のプレイにはまだまだ改善点が多く、今回の勝利はやや「勝ちきれていない」感が残っています。ぜひ次はもう一度、しっかりと向き合った上で対戦したいと思います。
― 雪雪さんお見事でした!対戦ありがとうございました!
― 味噌日さん他のBo10杯はこちら
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